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2015年6月28日 (日曜日)

保存問題に揺れる西宮市の越木岩神社と北山緑化植物園

兵庫県西宮市。人口50万人に迫る、風光明媚な阪神間の都市です。山手の方は、六甲山麓の閑静な住宅街として発展してきましたが、ここに大変古い歴史を持つ神社が。

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それがこちら。西宮市こしき岩町に鎮座する越木岩神社です。ここの地名、そして神社名の由来となっている「こしきいわ」とは、この地に古くから祀られている「甑岩」という巨岩を指していると考えられます。

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神社入口には「力石」が置かれていました。大正時代まで、村人の力比べとして利用されていたとのこと。この地と岩の歴史を示すような存在ですね。

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木々の覆う、静かな参道を本殿へ。

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祭神は、西宮神社と同じ、戎神となっていますが、元々は御神体である「こしき岩」をお祀りする神社として、大変古い歴史を持つ神社。

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参道に、6月30日に開催される夏越大祓の案内がありました。こちらにも、甑岩(こしきいわ)のイラストが描かれていました。

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それでは、本殿で参拝。

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本殿横に大きな案内板がありました。実は、こちらは境内近くにある磐座(いわくら)の保存活動についてのもの。

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境内近く、という位置関係は、こんな感じです。中央の森となっている部分が神社の境内で、その東側と北側を取り囲むように空き地が広がっています。実は、ここは夙川学院短期大学があった場所。元々は、この空き地部分も神社の境内だったようですが、50年前に学校が建設されることになった時、磐座に配慮する条件で売却されたとのこと。

そのため学校は、磐座に配慮する形で建設され、長くその状態が守られてきました。しかし、学校は神戸市のポートアイランドに移転。学校跡地は不動産屋に売却されてしまったのですが、磐座に配慮する条件は失われ、磐座を破壊する形でのマンション建設計画が進んでいるため、問題となっているようです。

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本殿から、更に北へ。御神体「こしき岩」は、本殿の更に奥の杜にあります。こしき岩へと続く参道。

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そして、甑(こしき)岩に到着。高さは約10mの迫力ある、そして神聖な大岩が、迎えてくれました。

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周囲は40mで、一周できるようになっています。

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そして岩には、家紋のようなものも。実は、こちらは池田備中守長幸(備中松山城主)の家紋で、大阪城築城の際に石垣として利用しようとした跡。岩には、岩を割ろうとした跡も残っています。古くから祀られてきた御神体の岩を切り出すということで、悪いことが起こるのではないかと心配されていましたが、いざ工事が始まると、煙が立ち昇り、石工たちは次々と倒れ、工事は中止に追い込まれたと言います。

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そして、こしき岩から更に北にも2つの巨岩が。

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一番奥にある岩まで来ました。森の中で、厳かな雰囲気がただよう、気持ちのいい境内なのですが・・・。

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しかし、いきなり森は切れ、広い空き地が目に飛び込んできました。こちらが、夙川学院短期大学跡地です。学校の建物は、すでになく、住宅地となるのを待つばかり。

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磐座と思われる場所が見えました。3ヶ所あるようですが、他はフェンス越しに見える程度で、近付くことはできません。

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この地で長く祀られてきた巨石、奇岩群。都市化の中で神域は縮小し、気付けば祀られていた場所も失われようとしています。それは近年、近代文明発展の影で様々な形で行なわれてきた弊害とも言える所業なのでしょうか。

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一方、ところ変わって、こちらは更に北にある北山緑化植物園です。北山緑化植物園は無料で入れる公園となっており、周囲にも広い散策道が続いています。こちらは植物園のすぐ横に広がる北山ダムの散歩道。

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この北山ダム周辺にも、巨岩が点在しており、この山の峰を下に延長した先に、越木岩神社が鎮座していることから、この山を神社の御神体の山とする考え方もあるようです。神社、神域というものは、その地域が、その自然と共に生きてきた歴史の受け伝えであり、現代のような線引き、区画で区切られるものではなく、相容れるものではないと考えます。

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最後に植物園の花を連続で。こちらは、ベコニア・アイコンの花。

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こちらは、西宮市オリジナルの花、エンジェルス・イヤリング。フクシアの仲間です。

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色違いで、いろいろな種類があり、見頃を迎えていました。

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アジサイも。こちらはウズアジサイ。

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こちらもアジサイ、星を散りばめたように咲く「スターバースト」です。

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地域の守り神と地区の発展。学校の移転など様々な事情が絡み、保存問題に揺れる西宮の越木岩神社と、その北に広がる北山緑化植物園、そして巨岩、奇岩の点在する周辺の山々でした。

★保存活動の署名運動は、6月30日まで継続中とのことです。その他、詳しいことは下記、越木岩神社ホームページをどうぞ★

http://www.koshikiiwa-jinja.jp/ (神社ホームページ)

http://ameblo.jp/koshikiiwa-negi (神社・公式ブログ)

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