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2015年5月18日 (月曜日)

JR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」ー大漁旗で出迎えと国鉄時代の伊予上灘駅-ほか

愛媛県、JR予讃線にある伊予上灘駅。松山市から西へ進むと、山が海に迫る直線的な海岸が続くようになり、目の前に広がる伊予灘は瀬戸内海としては珍しく、ほとんど島の姿が見えない海域となります。JR予讃線の特急列車は難所となるこの区間を避けて、1986年(昭和61年)に新たに開業した中山・内子経由の別線で運転されており、海岸経由(伊予長浜経由)の予讃線は、普通列車が1日数本走るだけの路線となってしまいました。

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その伊予上灘駅です。現在は伊予市と合併しましたが、ここは旧双海町の玄関となる駅。隣の下灘駅は、海を臨むホームの写真が、よく青春18切符のポスターにも使用されており、青春18切符好きの方にも有名な駅となっています。

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伊予上灘駅のホームです。正面に見える特徴的な三角形の山は、地元では有名という本尊山(ほぞんさん)。松山方面への普通列車は、10時35分の次は13時05分までありません。そして、もうすぐ大洲方面(12時19分発)の普通列車が来る時間ですが・・・。

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しかし、本日は様子が違います。駅には「ようこそ しずむ夕日が立ちどまる町 双海町へ」の案内を持った方が。

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そして旗を持った方も、やってきました。

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というのも、本日は観光列車「伊予灘ものがたり」の運転日。2014年7月から土日祝を中心に運転されている、JR四国初となる観光列車です。いつもは近くの道の駅で地元名物「じゃこ天」を売っているそうですが、この列車が来る時間だけ、お土産販売、そして見送りのために駅に来るのだそう。この旗は、地元のものかと思いそうですが、実は福井県から頂いたものだそうです。本日(訪問日)は、ゴールデンウィークのため応援の人が集まらず、2人だけで列車を迎えることになってしまったとか。親切に、いろいろと解説して頂けました。ありがとうございました^^

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と、話をしていたら、踏切の音が。「ああ、来たわ~」と慌てて駆け出しました。

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そして、旗振りの位置へ。良かった、間に合いました。大洲方面から「伊予灘ものがたり」が、ゆっくりとその姿を見せました。

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汽笛ならぬ、音楽を流しながら入線。一生懸命、出迎えの旗振りです。

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そして、歓迎の案内も。1日数本の駅ホームが、この時だけは華やかなムードに変わりました。ここ伊予上灘駅で、ゆっくり停車し、出迎えがあるのは、この双海編の便だけ。

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そして、乗客も降りてきました。

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「伊予灘ものがたり」は、全席グリーン指定となっていますが、普通列車の扱いのため、伊予大洲-松山で乗車料金は2,000円ほど。

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車両はキハ47の改造で、キロ47となっています。松山から伊予大洲を1往復した後、再び松山から八幡浜を1往復する運用となっており、片道ずつ全4パターンで、それぞれ趣向を凝らした旅が楽しめるという列車です。

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そして12時19分発の、宇和島行き普通列車も入線。

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伊予上灘駅には、跨線橋がありません。普通列車からの乗客は、線路上の通路を通って改札へ。ローカルな駅が、観光列車と普通列車の乗客で、大変賑やかになりました。

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出迎えの旗振りをしていた方も、今度は「じゃこ天」販売に、忙しそうです。本当は土産物の販売もあるとのことですが、本日は人出不足のため、無理となってしまったとのこと。

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駅には、その旨の案内も出ていました。手書き文字が、いいですね。

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そして、出発時間が近付いてきました。

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今度は、見送りです。音楽を鳴らしながら、出発。

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今回は見物だけでしたが、またいつか乗ってみたいと思います。

★↓写真をクリックすると拡大表示します↓★

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再び、旗を振る中、ゆっくりと列車は去っていきました。

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伊予灘に面した旧双海町を行く、海岸経由の予讃線。優等列車が走らなくなって久しいですが、新たな観光列車の登場で、華やいだ雰囲気の伊予上灘駅でした。

★おまけです★

ここから、昔の(貴重な?)秘蔵写真を少しだけ。

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こちらは1986年10月5日、キハ185系特急「しおかぜ」の安全祈願(宇和島駅)の写真です。キハ185系特急気動車は、四国向けの新型特急車両として1986年11月から運転を開始しました。まだJRではなく、国鉄時代となります。

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この日は、松山-宇和島間を1往復。すでに内子経由の新線は開業していたため、内子経由で運転され宇和島駅に到着した後、安全祈願が行なわれました。写真は、宇和島駅に停車中の特急「しおかぜ」安全祈願列車。

※一般ではあり得ないアングルからの写真が続きますが、これらは全て許可の上、撮影されたものです※

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キハ185系特急「しおかぜ」安全祈願列車は、宇和島駅を出ると、復路は海岸回りの予讃線へ。写真は伊予長浜駅に停車中の同列車。

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内子経由の新線は開業済みのため、優等列車の走らなくなって久しい伊予長浜経由に、久々の特急列車運転となりました。キハ185系特急列車が、この区間を走った貴重な瞬間です。海岸回り線内の停車駅は伊予長浜、下灘、伊予上灘でした。

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そして、伊予上灘駅に停車。

★↓写真をクリックすると拡大表示します↓★

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そして、伊予上灘駅と普通列車。国鉄時代の伊予長浜経由の予讃線と、キハ185系特急「しおかぜ」安全祈願、特別運転の模様でした。

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