日本海に続く海上の道-国道350号線の佐渡航路-
快晴の青空に恵まれた、爽やかな朝。新潟県は上越市にやってきました。関西からは500kmほど離れており、北陸自動車道を利用しても、まだまだ遠い場所。今回は、ここから日本海に浮かぶ離島、佐渡島へと向かってみることにしました。
ということで、佐渡島への船の出る直江津港へ。佐渡島へは新潟からの航路の方が便数も多く便利ですが、上越-新潟もかなりの距離がありますので、西から来ると直江津港の方が近くて便利。ただし本数は極端に少なく、1日わずか2本となっています。
そして標識にも注目。国道8号線から直江津港までの、わずか2kmほどだけが国道350号線となっており、標識にも国道のマークがありました。
そして直江津港です。1971年に高田市と直江津市が合併して上越市が誕生した経緯もあってか、駅や港の名称は直江津のままとなっています。ちなみに上越市と上越新幹線は地域的にも何の関係もありません。
北陸新幹線が出来たら、北陸新幹線で上越へ。上越新幹線で新潟へ・・・ややこしいですね。(写真は富山県内、北アルプスを背景に、ほぼ完成した北陸新幹線の高架橋)
そもそも上越新幹線の上越とは、上州(上野國・群馬)と越後(新潟)を結ぶという意味で、その頭文字を取って付けられた上越線(在来線)と同じ名前にしたために、何だか複雑になってしまったようです。
閑話休題
本日の佐渡島への便は、午前7時発と午後1時40分発の2便のみ。時刻は、まだ午前6時29分・・・早朝です。
切符は窓口で購入しますが、人のみの乗船券は自販機でも購入できます。自販機はクレジットカードや予約の受取などにも対応。
そして出航15分前から乗船開始。乗船口は、まるで駅の改札口のようになっており、切符に鋏を入れる様子は、まるで昔の鉄道駅のよう。
ブリッジを渡って、船内へ。
出航のときを待ちます。
そして、出航。
係員が手を振って、見送ってくれました。
直江津港を一路、佐渡島へ向けて出発です。
佐渡島への所要時間は2時間40分。瀬戸内海の島々を除くと、初の離島への旅です。佐渡島は沖縄本島に次ぐ大きさがあり、日本国内の中でもかなり大きな島。
直江津港が見えなくなると、一面の大海原へ。
フェリーは「こがね丸」で、4,000トン以上ある大きな船です。
船内には売店や、軽食コーナー、ゲームセンターも完備。
船尾には小さなイベントスペースもあります。
船室は2等から1等、特等まで様々。
瀬戸内海航路と違って、一面の海原が続くため、景色に大きな変化はありません。こうした船旅では、離れた遠い島に向かっているという感じが強調されるような気がします。
航跡を見つめて・・・。
という感傷ムードがあるかは分かりませんが(汗)、佐渡島航路は国道350号線に指定されています。ここは海の上の国道。直江津港で見た国道は、海の上でも途切れることなく佐渡島へと続いている訳ですね。こういった形態の道は、海上国道と呼ばれています。
そして佐渡島、小木港へ。
佐渡島に到着です。
そして上陸。
ターミナル前には、小さなバス乗り場がありました。新潟交通佐渡の路線バスです。
小さなバスに揺られて、島の中心部へ。のどかな風景が車窓を流れていきます。
この後は、小さいようで大きな佐渡島の変化に富んだ海岸へ。日本海に浮かぶ島、佐渡島島内の様子は、また次回・・・。
直江津から佐渡島へ。異色の海上国道の旅でした。
★自然豊かな佐渡島、続きはこちら★
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