奥播磨の山奥に広がる不思議な町-姫路市安富町・かかしの里【後編】-
かかしの里として知られる、姫路市安富町。安富ダムの先、県道の終点に広がる集落には、案山子(かかし)とは思えない、表情豊かな人形たちが迎えてくれました。山間の集落を賑わせている、かかしたちの里へ。前編からの続きです。
★前編は、こちらをどうぞ★
奥播磨の山奥に広がる不思議な町-姫路市安富町・かかしの里【前編】-
こちらは、グリーンステーション鹿ヶ壺です。たくさんの案山子(かかし)が迎えてくれました。案山子(かかし)というと、田畑で野生動物から作物を守るためのものというイメージが強いので、もはや案山子の範疇を超えた存在となっている様子。それにしても、どれも素晴らしい出来栄え。
案山子たちのいる、ここ姫路市安富町関地区は、静かな山里の雰囲気が色濃い農村地帯。静かな集落に、案山子たちの存在感は格別です。
集落を歩くと、本当に色々な場所で、案山子たちに会うことができます。そして、どれも、まるで人がそこにいるかのような雰囲気。
本当に、声をかけたくなりそうな気分になってきます。
こちらは、建物の前で井戸端会議。
消防団の案山子もありました。
しかし、やはり案山子。田畑にもたくさんいます。ただ立っているのと違って、1つ1つの細かな演出には驚くばかり。
民家にも、もう、そこに住んでいるかのような案山子たちが。
みんなで、お話をしているようです。
そしてこちらは、小屋の前の掲示板で作業中。
角度を変えて見ても、本当によく出来ています。これら表情豊かな案山子たちは、「ふるさとかかし」と名付けられているとのこと。
今日も1日、お疲れさまでした。
そして、こちらの民家は、ふるさとかかしギャラリーとして見学可能となっています。実際の古民家を利用し、昔懐かしい生活の雰囲気を再現。
近付くと、さっそく案山子が作業中。
薪を燃やそうとしている雰囲気が、よく出ていますね。
そして、ふと振り返ると、そこにも作業中(?)の案山子が(笑)
民家の内部は立ち入り禁止ですので、外から見学となります。
★↓写真をクリックすると拡大表示します↓★
民家の中は、本当に昔懐かしい雰囲気となっていました。
歴史館などでよく見る人形ではなく、温かみのある「ふるさとかかし」なのがいいですね。古民家ですので、臨場感も最高です。人の存在感を示すことで、野生動物を遠ざけるのが案山子の役割ですが、過疎化が進む集落では、その案山子の持つ人としての存在感が、反対に求められているのかも知れません。
ふるさとかかし人口85人(2013年4月1日の公表値)。その多数の存在感で地区の賑わいを呼んでいる、姫路市安富町、奥播磨かかしの里でした。
★おまけです★
こちらは、かかしの里へ通じる県道430号線と、国道29号線の交差点の近くにある、ローソン安富南店です。かかしの里から一番近いコンビニ・・・とは言っても、集落からここまで約10km。駐車場の一角に、あの「ふるさとかかし」が設置されていました。集落から町へ、市へ。次第に広域に広がって欲しいと思います。
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