関西最大級の人形供養-神戸市北区の宅原寺-
2013年3月24日。すっかり日中は春の日差しを感じる暖かさとなりました。各地で桜も咲き始め、来週末には神戸市内でも満開となりそうです。
そんな春の陽気の中、今回は神戸市北区へ。人形供養で有名という宅原寺(たくげんじ)へと向かってみました。毎年秋に行なわれる人形供養祭には、全国から人形が持ち込まれ、関西では最大規模の人形供養の寺として知られています。のどかな丘陵地を進むと、人形供養祭の旗が見えてきました。
ということで、宅原寺に到着しました。人形供養祭は、毎年秋に行なわれてきましたが、最近は持ち込まれる人形が大変多く、年に1度の供養では間に合わなくなったため、今年から年に3回に改めたとのこと。
そのため、今年は3月に人形供養祭が実施されることとなりました。
受付は12時30分まで。境内に人形を持ち込み、割り符に記入します。
人形(ぬいぐるみも可)の供養代は、大きさ、重さで違いますが、大体1体3,000円くらい。詳細は、お寺のほうへお問い合わせ下さい。
宅原寺は曹洞宗のお寺で、1582年の創立。午後1時からの供養祭を静かに待ちます。時間のない方は、人形だけ預けてもOKとのこと。
そして午後1時、人形供養祭が始まりました。
各々、ご焼香していきます。
そして、お坊さんが人形供養お焚き上げ場へ。
本堂から運んだ松明で、火が付けられました。
次第に火が広がって、燃え上がっていきます。
大切にしてきた人形、思い出の人形だから、ゴミとして捨てるのではなく供養できれば、という想いから、人形供養祭が開催されるようになりました。当然、寺の境内で全て焼却する訳にはいきませんので、残りは、神戸人形供養祭実行委員会の方で責任を持って焼却されるとのこと。
人形には人それぞれの想い出が宿っているのですね・・・
全国でも数少ない人形供養の寺、関西最大級の人形供養祭、神戸市北区の宅原寺でした。
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宅原寺は、神戸電鉄道場駅から徒歩15分。写真は宅原寺近くを走る神戸電鉄の電車です。次回は、この神戸電鉄道場駅近くに残る廃線跡、国鉄有馬線跡を訪ねたいと思います。
しばらく鉄道ネタの記事が続くかも知れません・・・よろしくお願い致します^^
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