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2012年7月22日 (日曜日)

猛暑の大津市内歴史散策-石山寺と三井寺-

2012年7月15日、梅雨の末期で不安定な天候(速報では7月17日に関西は梅雨明け)なものの、この日は、太平洋高気圧に覆われて気温は一気に上昇、大阪市で34.1℃、京都市で34.8℃、滋賀県の大津市では35.0℃と、この夏初めての猛暑日を記録しました。

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そんな夏のような猛暑の中、今回は滋賀県は大津市にある石山寺へ。訪れた日は海の日の祝日による3連休の真ん中で、関西の高速道路も各地で渋滞が発生。ここは大変歴史のある古いお寺で、大津市の観光名所とも言える場所ですが、猛暑のせいか、「あの問題」のせいか、訪れている人は少なめ・・・。

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西國第十三番の案内も見える、東大門より境内に入ります。この門は1190年の建築で、1600年代に修復を受けたもの。重要文化財に指定されています。

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境内への入場は、大人1人500円。入るとすぐに「くぐり岩」と書かれた、奇岩が迎えてくれました。正面左に黒っぽく見えている所が、穴の入口。この寺は、その名の通り、このような奇岩が特徴となっているのですが、極めつけはこの先の本堂手前にありました。

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それが、こちら。濃い灰色をした不思議な巨岩。これは石灰岩が熱で変成した硅灰石と呼ばれる岩です。通常、石灰岩は熱変成作用を受けると大理石となってしまうため、このような大規模な硅灰石となっているものは大変珍しいとのこと。

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石山寺の硅灰石は、国の天然記念物に指定されています。そして、正にこの岩が、寺の名前の由来。

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そして、こちらは岩の上に見えていた多宝塔です。1194年の建築、日本最古とも言われており、国宝に指定。

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周囲の石段には、もみじが。秋は紅葉が美しそうですね。

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また、こちらは、めかくし岩と呼ばれている石造りの塔です。目を閉じて完全に抱くと、願いが叶うのだとか。平安時代のものとされていました。

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近付くと、何とも言えない年代を感じさせてくれます。

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そして国宝の本堂です。建築は1096年と言われており、これは滋賀県最古。石山寺の創建は747年とされていますので、350年後くらいに建てられたことになりますね。本尊は如意輪観世音菩薩で、安産・福徳・縁結びの観音さまとして知られています。日本で唯一の勅封の秘仏で、御開扉は33年毎とのこと。

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また本堂脇には源氏の間と呼ばれる部屋があり、ここに紫式部の人形が飾られています。これは紫式部がこの地で源氏物語を起筆したという伝承によるもの。他にも、境内には芭蕉庵と呼ばれる芭蕉ゆかりの茶室(非公開)や、瀬田川を望む月見亭など歴史的にも興味深い建築物が点在しており、この寺の深い歴史を感じることができます。

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その境内から望む瀬田川と琵琶湖。大津市の石山寺でした。

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一方、所変わって、こちらは同じ大津市内にある三井寺です。時刻は午後2時をまわり、大変な暑さとなってきました。やはり人は少なめ・・・ここは西國第十四番でもあり、先の石山寺との続きになっていて、こちらも入場は500円。7世紀頃に大友氏の氏寺として創建された古いお寺ですが、その後の比叡山延暦寺との対立抗争は歴史的にも有名ですね。

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こちらが本堂(金堂)です。1599年に再建されたものですが、桃山時代の名建築物として国宝に指定。

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正式名称は園城寺。境内に泉があり、その水を天智天皇、天武天皇、持統天皇の3代の産湯として使用したことから、三井寺の名前で親しまれています。こちらの説明板には、最近ニュースでよく見る大津市教育委員会の名が。。。このような形で有名になって欲しくないですね。

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国宝ですが、本堂は拝観可能で、中にも入ることができます。本尊は弥勒菩薩で、大友皇子(弘文天皇)の菩提のため、その子である大友与多王により発願されたもの。大友皇子は天智天皇の子ですが、672年に起きた大海人皇子(天智天皇の弟)との争い(壬申の乱)により、25歳という若さで死亡しています。そして、この大海人皇子が天武天皇となった訳ですが、これは古代日本史上、最大とも言える天皇家の権力闘争であり、乱の背景には様々な説があって、歴史的にも興味深い時期となっています。

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そして、こちらは本堂前にある鐘楼。1602年の再建で、重要文化財となっています。三井の晩鐘として知られる名鐘で、宇治の平等院、高尾の神護寺と合わせて「日本三名鐘」の1つ。日本の残したい音風景100選にも選ばれています。

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ということで、鳴らしてみました。鐘は1撞き(ひとつき)300円。しかし、その荘厳な音色と余韻は、正に秀逸の一言。先祖供養、そして余韻の続いているうちに、お願い事をすると、願いが叶うと言われています。

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そして、近くの霊鐘堂にも、もう1つ鐘がありました。弁慶の引摺り鐘です。奈良時代のものと思われる古い鐘で、弁慶が比叡山に引摺り上げた後に、谷へ落としたものと伝えられていますが、比叡山延暦寺との抗争時に奪われ、後に返還されたものではないかとも言われています。

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西國霊場14番札所となっている観音堂まで行くと、琵琶湖が目の前に広がりました。大津京を造営しようとした天智天皇、そして天武天皇との覇権争い、そして寺院そのものの権力争い。。。古い神社や寺院を訪ねると、日本の歴史を身近に感じることが出来そうです。

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真夏のような琵琶湖畔。歴史街道、大津市の石山寺と三井寺でした。

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コメント

いそしず 様
こんばんは、石山寺は去年の3月に梅園を見に行ったことがあります。暑い時期にご苦労様でした、熱中症には罹りませんでしたか? 琵琶湖ウオーキングの時瀬田の手前でリタイアされたことを思い出しました。 夏の外出には気をつけてくださいね。

ころぼっくる様

こんにちは。琵琶湖ウォーキングの目的地は、ここ石山でしたね。石山寺を歩きながら、あと一歩だったのだな、と思い返しておりました。この日も、大変な暑さで、散策には厳しい季節ですね。。。明るく強烈な日ざしに、気分は明るくなるのですが、暑さでダウンしてしまったことが最近は何度かあり、長時間のウォーキングや散策などには、正直不安を感じてしまいます。なかなか出歩けない季節になってしまいましたが、工夫して楽しみたいと思います^^

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