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2012年5月26日 (土曜日)

高松市内に残る桃太郎伝説-鬼無から鬼ヶ島へ-

前記事(神戸港6時出航のジャンボフェリー)からの続きです。神戸発早朝便、午前6時出航のジャンボフェリーで香川県高松市に到着。JR高松駅に着いた後は、高松市内のぶらり旅へ。まずは高松駅から西へ2駅、JR予讃線の鬼無駅へ向かいます。

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普通電車に揺られること、わずか数分。JR鬼無駅にやってきました。「きなし」駅と読みます。鬼無駅と言う名称は、ここの地名が由来となっているのですが、なかなか変わった駅名ですね。ホームには、あの有名なゲームの看板が。

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それが、こちら。桃太郎電鉄です。桃太郎電鉄は1988年の発売開始以来、次々とシリーズを重ね、今でも根強い人気を誇るゲームソフト。桃太郎ということで、岡山駅はゲーム内でも重要な位置付けとなっていましたが、なぜ香川県の鬼無駅に看板があるのでしょうか。それにしてもキングボンビー大き過ぎ・・・(笑)

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実は、ここ高松市の鬼無地区にも、桃太郎伝説があるのです。それは、昔この地を荒らしまわっていた鬼たちが、この地に立ち寄った桃太郎によって、全滅させられる物語。この伝説は、大正時代から昭和初期にかけ、郷土史家「橋本仙太郎」氏によって詳しく調査、研究されました。その結果、鬼とは、この地で略奪など悪行を繰り返していた海賊たちであること、そして、その海賊たちの住む島に出撃し、激戦の上勝利したこと、後に逆襲に会うものの「鬼ヶ塚」で返り討ちにして全滅させたことなどが明らかとなり、物語は史実を基に伝承されているのではないかと言われるようになったそうです。

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鬼(海賊)が全滅させられたこの地は、そのまま鬼無と呼ばれるようになりました。小さな田舎の駅舎。今は、のどかな田園風景の広がる駅周辺。。。

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・・・!?

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これは松です。田園ならぬ松畑(?)となっていました。

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そう、これは盆栽です。盆栽の畑など初めて見ました。周辺には、このように盆栽屋さんもいっぱいです。

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鬼無地区は、盆栽の一大産地として知られており、日本の盆栽生産の実に80%を占めているとか。鬼のいなくなった町は、盆栽の町となった訳ですね。そう言えば、先日、滋賀県長浜市に盆梅展(記事はこちら→近江長浜の盆梅展)を見に行きましたが、関西では盆栽屋さんというのはあまり聞かない気がします。神戸市内では生花生産は大変盛んなのですが・・・

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盆栽の町、そして、桃太郎伝説の残る鬼無地区でした。

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そして、再び高松駅に戻り、続いては高松港から女木島へ。先の鬼無での海賊伝説の研究の結果、海賊の拠点だったのではないかと推定された島です。

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雌雄島海運のフェリーが高松港から2時間毎に出航。女木島までの運賃は大人1人360円、所要時間は20分。

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高松港を離れました。女木島は、先の郷土史家「橋本仙太郎」氏によって実際に島内から洞窟が発見された島。本当に海賊が住んでいたと考えられています。

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女木島の別名は鬼ヶ島。鬼無地区を襲った鬼たちを退治するため、桃太郎もこの海を渡ったのでしょうか。

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鬼の灯台が迎えてくれました。

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そして、ついに鬼ヶ島に上陸です。

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港から洞窟(鬼ヶ島大洞窟)までは、鬼ヶ島観光バスがフェリーの発着に合わせて運転されています。これを利用すれば、洞窟観光をしても1時間後のフェリーで高松港へ戻ることが可能。

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運賃は、大人1人片道300円(往復600円)。島内唯一のバス路線で、島の高台にある洞窟へ。しかし道はこのような狭さで、バス1台がやっとの細道。対向は困難というより、ほぼ不可能です。離合場所も、ほとんどありません。もちろん、どこかで見たようなバス専用道でもありません。島なので他の車はほとんどいない訳ですね。

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結局、1台の車とも出会わずに鬼ヶ島大洞窟バス停に到着しました。鬼さんたちがお出迎え。この先に洞窟の入口があります。

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それがこちら。大変小さな入口です。入洞は500円。バスで来た場合は、帰りのバス時刻に間に合うように、ガイドさんが洞内を案内してくれるので安心です。

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入口は大変狭いものの、その奥には、驚くほど複雑で広い空間が広がっていました。木の枝のように左右に小部屋状に分かれて続いています。

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奥へ行くためには、何ヶ所か狭い場所があり防御には最適とも思える構造です。本当に要塞のよう。中央付近には大広間もあって、ますます秘密基地のような感じに思えます。

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よく見ると、岩肌には削ったような跡が無数に付いていました。誰かが岩を人力で削って作った人工の洞窟であることが分かります。

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そして人1人がやっと通れる狭い通路を抜けると、最後の部屋がありました。この部屋からは2ヶ所に抜けられるトンネルがあるとのことで、本当に海賊の親分が、ここを基地としていたのかも知れませんね。瀬戸内海の島々には海賊が多数存在していたことは、歴史的事実ですので、ここもその1つと言えるかも知れません。

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そういった海賊の話が鬼伝説、そして自衛のために立ち向かった者が桃太郎伝説となって伝えられたとすれば、確かに辻褄は合うようです。

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深い歴史を秘めた瀬戸内海。洞窟を抜けると、穏やかな瀬戸の海が迎えてくれました。悠久の時の流れを感じた、香川県高松市の鬼伝説めぐりでした。

★香川県の話題はこちらもどうぞ★

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コメント

いそしずさん、ご無沙汰です。

桃太郎伝説、楽しく拝見しました。
岐阜県にも桃太郎なんとかがあるようですが、海のない県に不思議な気がします。
やはり岡山-香川ですよね。
女木島は行ってみたいと思っていますが機会がありません。面白そうですね!。

先週、高松の香西、郷東付近に所用で出かけました。
なんとなく気になる地名なので鬼無も記憶に残っています。鬼退治で鬼がいなくなったとはなるほどと思いました~。

長野県に鬼無里というところがありますが、そこは蕎麦がとても美味しかったです。
こちらはもちろんうどんですが、先週は日帰りでしたが、2回うどんを食べました・笑。

ちゅたさん、こんばんは。

岐阜県にも、桃太郎伝説があるんですね。確かに、海のない県としてはイメージに合わないような気もします。伊勢湾が、太古の昔は、岐阜近くまで入り込んでいたとすれば、少しはイメージに近いのかも知れませんが。。。どちらにしましても、桃といい、吉備の国といい、やはり桃太郎は岡山というイメージですね。
ですが、香川の桃太郎伝説もなかなか面白かったです。鬼ヶ島のガイドさんは、岡山の桃太郎と実は兄弟だった、などと解説していましたが(笑) 岡山に伝わる桃太郎伝説は、鬼の城という内陸にある山城(現在の総社市)で、温羅(うら)という鬼を退治したことになっていますので、実は、こちらも海とはつながっていません。岡山の「うらじゃ踊り」は、この鬼が由来ですね。ついつい子供向けと思ってしまう昔話でも、実は奥が深いものだと、再認識した香川の鬼ヶ島でした^^

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