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2011年11月17日 (木曜日)

市街地に残る鉄の道-姫路市・飾磨港線-

国鉄末期に姿を消した赤字ローカル線は、日本全国に数多く点在していますが、姫路市にも同時期に姿を消した鉄路があります。国鉄飾磨港(しかまこう)線です。姫路-飾磨港5.6kmの盲腸線だったためか、営業上は現在も残る播但線(姫路-和田山)と一体として扱われ、播但線支線飾磨港線とも呼ばれました。

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こちらはJR姫路駅です。在来線の高架化工事で、2006年に山陽本線が高架駅に移り、2008年には播但線、姫新線も移設が完了しました。写真は、かつての地上駅跡。

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そして地上駅跡から西へしばらく行くと、新幹線の高架橋の下をくぐる廃線跡が見えてきました。こちらが飾磨港線の跡、かに見えますが、実はこちらは山陽電鉄の跡。JR姫路駅の高架化工事で一番の問題となったのが、すぐ西側でJR線を高架橋で跨いでいた山陽電鉄の存在でした。

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山陽電鉄は、更に西側に移動して高架から地平に付け替えられ、それまでと反対にJR線をくぐるように改められました。そして、この付け替えに活用されたのが、かつての飾磨港線の跡地です。つまり、この地点が元々の飾磨港線。

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山陽電鉄の手柄駅にあった案内板。飾磨港線を赤い線で書き加えると、こんな感じ。青い線は元々の山陽電鉄の高架橋部分です。この手柄駅までは、山陽電鉄への利用と中央卸売市場の敷地となっているため飾磨港線の跡は、ほとんど見ることが出来ません。

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しかし、そこから先は説明板と共に遊歩道が整備されていました。

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いかにも鉄道らしいカーブを描く、飾磨港線跡の散歩道。

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振り返ると、山陽電鉄に乗り入れた阪神の特急車が通過していきました。姫路と阪神梅田を結ぶ直通特急です。

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続いて、国道2号線姫路バイパスをくぐります。

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バイパスをくぐると駅の跡地がありました。亀山駅跡です。あまり知られていませんが、実はこの亀山駅付近は、当初新幹線の建設が予定されていたところ。新幹線の前身となる弾丸列車構想では、ここが通過予定地とされていました。弾丸列車構想の多くが生かされた東海道新幹線とは違って、西日本では構想をいったん白紙とし、後年になって別の形で山陽新幹線が建設されたため、元々の予定地だった多くは生かされることなく歴史に埋もれてしまっています。

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播但線支線、飾磨港線の廃止はJR発足前年の1986年(昭和61年)。それから四半世紀、25年が経っても、未だに残る駅前の文字がありました。弾丸列車構想の新姫路駅予定地は、ここから少し西へ行ったところ。このルートが実現していたら、飾磨港線の歴史も変わっていたでしょうか。

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コスモス揺れる、秋の鉄路跡。

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続いて現れたのは、山陽電鉄網干線との立体交差です。当時は、この先で、多くの留置線を持つ飾磨駅構内に入っていました。

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廃線跡の遊歩道は左にカーブする大きな道路と合流して終点となり、左手には巨大な複合商業施設「イオン姫路リバーシティ」が見えてきますが、元々の廃線跡は、この道路ではなく姫路市南保険センター付近となります。飾磨駅の敷地が広かったせいもあってか、この周辺では区画整理が進んでおり、廃線跡はいったん完全に途切れます。

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しかし国道250号線(通称・浜国)を横断すると、そこからは廃線跡が、未だにそのまま残っていました。ここで路線は左右に分岐。左が飾磨港線、右は新日鉄広畑製鉄所に続いていた貨物線の跡地です。

★↓写真をクリックすると拡大表示します↓★

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廃線跡の小さな橋と、2匹の猫と。

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さび付いた踏切跡が、歳月を物語るかのよう。

★↓写真をクリックすると拡大表示します↓★

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ここに列車の音が響くことは、もうありません。

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飾磨港に向かって続く、廃線跡の敷地。

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その先で振り返ったところです。

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終点の飾磨港が近付くと、廃線跡は駐車場に。

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そして当時の終点、飾磨港駅跡地に到着です。飾磨港駅は、姫路港開港40週年事業として2000年(平成12年)にオープンした多目的施設「みなとドーム」として生まれ変わりました。線路はここで終点です。しかし、先ほど貨物線の分岐がありましたので、引き続きそちらへ。

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分岐部まで戻って、今度は貨物線をたどります。すぐに船場川を渡る鉄橋がありました。鉄道橋が、そのまま生活橋として利用されています。

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その先、緩やかにカーブしていく貨物線跡。

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その後は工場敷地内に沿って、西へと一直線に進みます。貨物線跡は、この道の対岸側になるのですが、樹木が激しく生い茂っており、まったく見ることは出来ません。

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しかし、その先の夢前川では、鉄橋がそのまま残っていました。

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鉄道が走っていた部分はこちら。さすがに立入禁止となっており、渡ることは出来ません。すでに目の前は新日鉄の広畑製鉄所です。

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今回はここまで。夢前川(ゆめさきがわ)を上流方向へと向かいます。山陽電鉄網干線、夢前川駅までもう少し。工業都市姫路の港湾部にのびる鉄の道は、日本の近代化を支えた鉄への道でもありました。それから25年。都市の中に歴史を伝える、飾磨港線の廃線跡散策でした。

★コースタイム★

13:30 JR姫路駅(0.0km)

13:50 山陽電鉄手柄駅〔遊歩道入口〕(1.8km)

14:05 亀山駅跡(2.8km)

14:30 飾磨駅跡(4.8km)

15:00 飾磨港駅跡〔みなとドーム〕(6.5km)

15:15 貨物線船場川鉄橋(8.0km)

15:30 貨物線夢前川鉄橋(9.5km)

15:45 山陽電鉄夢前川駅(10.7km)

-所要時間2時間15分-

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コメント

イオン姫路リバーシティができたのは平成何年ごろでしょうかとのことです、

巽孝一郎 様

イオン姫路リバーシティショッピングセンターは、ジャスコ姫路リバーシティ店として1993年(平成5年)にオープンしました。敷島紡績の姫路工場だったようですね。イオンに改称したのは最近で、まだ1年にならないかと思います。

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