港で出合う芸術祭、神戸ビエンナーレ2011が開幕-会場アクセス編-
2年おきに開催されている芸術祭、神戸ビエンナーレが始まりを迎えました。今年の会期は10月1日から11月23日までの54日間。4つの会場で開催されており、それを特設の船やバスで結んでいます。今回は、このビエンナーレの会場アクセスを見に、開幕直後の10月2日(日曜日)神戸港中突堤へと足を運んでみました。
ということで、神戸港中突堤にやって来ました。前回2009年の開催では、メリケンパークをメイン会場に、神戸港の海の上、そして兵庫県立美術館の3ヶ所が会場となっていましたが、今年はハーバーランド(ファミリオ)、ポーアイしおさい公園、兵庫県立美術館と元町高架下の4ヶ所となっています。
会場アクセスとして臨時の航路が設定され、神戸港の観光遊覧船のりば「かもめりあ」の券売所に特設のチケット売場が設けられていました。会期中は、ここから「ポーアイしおさい公園行き」と「兵庫県立美術館行き」の船が運航されます。料金は、どちらも片道500円。ちなみに会場へのアクセス交通は、ビエンナーレの会場入場券を持っていなくても利用可能となっています。
兵庫県立美術館行きの船は観光遊覧船のファンタジー号です。出航時刻は11:05、12:20、13:35、14:50、16:05の1日5便。一方のポーアイしおさい公園行きは、同じく観光遊覧船のヴィラジオ号で、こちらは9:30から15:30まで1時間おきの出航です。
そのヴィラジオ号が一足早く出航して行きました。ヴィラジオ号は、通常の観光遊覧船としての運航の途中でポーアイしおさい公園に寄る形となっていますので、神戸港遊覧の観光客も一緒に乗っています。
一方のファンタジー号は県立美術館会場へ行く乗客だけの為か、お客さんの数もまばら。。。乗船したこの便は、わずか数名のみという寂しさでした。乗船者を待つ係員も少し寂しげ。
それでも「いってらっしゃい」と書かれた特製の手形ボードを振りながら、小さく見えなくなるまで見送ってくれました。
神戸市灘区、HAT神戸にある県立美術館に向けて出航です。
神戸港内には帆船の姿も見えました。新港第一突堤に停泊中の海王丸です。9月28日に入港して10月6日まで神戸港に停泊。
★新港第一突堤と「日本丸」の模様は、こちらをどうぞ★
そして手前は観光遊覧船の「浪漫号」です。これはファンタジー号がビエンナーレの会場アクセスに利用されているため、その代理として運航しているもの。
神戸大橋をくぐって東へと向かいます。
有料道路の摩耶大橋(昼間のみ普通車100円、夜間は無料)を抜けると、もうHAT神戸に到着。普段は船では来れない場所ですね。
HAT神戸にある、阪神淡路大震災の資料などを展示している博物館「人と防災未来センター」が見えて来ました。
そして県立美術館前に到着です。
ここまでの所要時間は25分。10分後に再び「かもめりあ」行きとして折り返しになります。2009年の時は、港内に設けられた会場を巡りながらの運航でしたが、今年は中突堤と県立美術館を直接結んでいますので、会場アクセスだけではなく、一般の観光ルートや単なる移動手段としても利用できそうです。しかし本日は、こちらからの乗船客も、わずか10名以下となっていました。
そして、こちらは県立美術館前の道路です。後ろの建物が県立美術館。ここで神姫バスが出発を待っていました。
こちらも今回特設の会場アクセスバスです。船の他に、陸上でも会場間を結んでおり、こちらは「県立美術館(HAT神戸)」から「ポーアイしおさい公園」行きのアクセスバス。ノンストップでの運転で、運賃は240円です。時刻は11:15から18:00まで45分毎での運行で、所要時間は15分。バスは「ポーアイしおさい公園」-「かもめりあ」と「ポーアイしおさい公園」-「県立美術館(HAT神戸)」で運転されており、Pitapaなども利用可能となっていました。
しかし、この日のバスの乗客はわずか3名。神戸の中心部、しかも日曜日とは思えない寂しい限りの状態となっていました。これまたガラガラの道路を神戸大橋を渡って、ポーアイしおさい公園へと向かいます。
そしてポーアイしおさい公園前に到着しました。ここには2007年に開校した神戸学院大学のポートアイランドキャンパスがあります。
船にバスと複雑ですが、神戸ビエンナーレの会場位置と、会場アクセスの案内図はこちら。オレンジと緑のラインが、今回乗った区間になります。
★↓写真をクリックすると拡大表示します↓★
詳細な時刻表と、案内はこちらになります。ビエンナーレの会場が4ヶ所にも分かれているため、少しややこしいですね。ビエンナーレの入場料は大人1人1,200円ですが、元町高架下とポーアイしおさい公園の会場は無料で楽しめます。
そして、ここからは再び船で「かもめりあ」へ。観光船のヴィラジオ号がやって来ました。
特設のチケット売場で乗船券を買って乗船します。
先述の通り、会場アクセスとは言ってもヴィラジオ号は遊覧途中での寄港ですので、そのまま港めぐりの観光客と共に、港内の遊覧を楽しむことになります。片道500円のアクセス券で、本来1,000円の港めぐりの一部を楽しめるのですから、これはちょっとお得ですね。
こうして再び出発した中突堤、かもめりあに帰って来ました。今回は会場へのアクセスを中心に見てみましたが、残念ながら利用は厳しい状況のようです。ビエンナーレ会場への入場者だけではなく、一般も利用可能とアピールすれば違って来るかも知れませんが・・・会期は長いので周知が進んで賑わうといいですね。
無料で楽しめる元町高架下会場などは、違った神戸のイメージを楽しめる場所として面白い設定かも知れません。元町高架下(モトコー)そのものが芸術な気もしますが^^
会場の模様は、また別の機会に。4つの会場、2種4系統のアクセスで結ぶ、2011年の神戸ビエンナーレでした。
★元町高架下会場の様子は、こちらをどうぞ★
★2009年の模様は、こちらをどうぞ★
港で出合う芸術祭 神戸ビエンナーレ [KOBE Biennale] 2009 開幕
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