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2011年9月18日 (日曜日)

塩屋発、もう1つの六甲全山縦走路-大会の歴史を求めて-

9月17日土曜日、台風が南海上に停滞し、暑く不安定な天気が続いています。今年も六甲全山縦走大会の申し込み締切日となりました。六甲全山縦走大会は、昭和50年(1975年)から続く伝統の登山大会で、毎年4,000名もの人が一路宝塚を目指し、六甲山系の全山(総延長56km、累計標高差3,000m)を10時間から16時間をかけて縦走するというものです。今日は、昨年参加したこの大会の歴史を訪ねて、大会の出発地点の須磨浦公園ではなく、1つ西の塩屋駅から六甲全山縦走路をたどってみることにしました。

★2010年の六甲全山縦走大会の模様は、こちらをどうぞ★

2010年第36回六甲全山縦走大会-全線56km-

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ということで、いつもの須磨浦公園駅ではなく、1つ西側の塩屋駅にやって来ました。ここは山陽電鉄とJR、どちらにも駅がありますので、アクセスは山陽電鉄しかない須磨浦公園駅より便利です。写真右下に、毘沙門天と書かれた古い石柱がありました。まずは、この石柱が示す方向をたどりながら、塩屋駅をスタートです。

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迷路のような路地を北へと進みます。駅から北へ少し歩いた所に案内図もありますが、基本的に毘沙門天と書かれた石柱をたどれば迷うことはありません。

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川沿いから離れて坂を登って行くと、似たようなY字分岐が2度あります。最初の分岐では毘沙門天の石柱はなく、まずは左へ。そして次の分岐(上写真)は石柱通り右へ。

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急坂の住宅街を頑張ると、少し開けた場所に出ました。ここは正面に続く細い坂道に入ります。上写真をよく見ると、左の電柱の下に、何やら傾いた標識が。

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それが、こちら。そう「六甲全山縦走路」です。実は塩屋駅からたどって来た毘沙門天への道が、本来の六甲全山縦走路。六甲全山縦走路の起点は、現在の大会スタート地点「須磨浦公園」ではなく、本来は塩屋からとなっていました。

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続いて見かけた真新しい看板。塩屋は六甲縦走路西起点です。

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しばらく行くといよいよ山の中へ。古い標識の残る静かな山道。

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実は、昭和50年に六甲全山縦走大会が始まった当時は、縦走路のルート通り、出発地点は塩屋からとなっていました。塩屋駅前がスタート受付となっており、第3回大会まで続けられましたが、結局第4回大会から、現在の須磨浦公園スタートに変更されています。

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緩々と続く登り坂を頑張ると、道は急に施設の中へ。

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須磨浦山上遊園に到着しました。時刻は午前11時ちょうど。塩屋駅からの所要は40分。

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ふんすいランドからは、明石海峡と明石海峡大橋が一望できました。晴れて大変蒸し暑く、とても登山に適した季候ではありません。ここで出会った人は、わずかに2人。観光客も不安定な天気と暑さに、今日は少々敬遠気味でしょうか。ここから旗振山は、もう少し。

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そして11:15、現在の大会ルートである六甲全山縦走路と反対の斜面から、旗振山(標高253m)の茶屋に到着しました。塩屋から2.5kmを55分での到着です。

★須磨浦公園からのルートは、こちらをどうぞ★

六甲全山縦走路 須磨浦公園~妙法寺(2010年9月12日)

★↓写真をクリックすると拡大表示します↓★

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旧ルート散策は終わりましたが、旗振山から現在の縦走路を東へと向かいます。おらが茶屋の付近に、大きな案内図がありました。宝塚までの全行程と、標高差を示してあります。こうして見ると気の遠くなるような道程ですね。しかし、ここにはもう塩屋からのルートは描かれていません。

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高倉台の住宅地を抜け、栂尾(とがお)山[標高274m]へ向けて名物の400階段を一気に登ります。強い日差しに、体力も消耗気味。

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12:30、栂尾(とがお)山の1つ先、横尾山まで登って来ました。ここからは神戸市内が見下ろせる。。。って、何だか急に雲行きが・・・

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須磨アルプスにさしかかる頃、雨は一気に本降りに。

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雨で滑らないよう注意しながら、濡れた須磨アルプスの岩場をクリアします。暑かった空気は一変して、少し涼しくなった感じがするものの、汗と雨でずぶ濡れです。

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そして東山に到着しました。去年は時計があったのですが、今は見当たりません。六甲全山縦走路は、この山頂から左手に下山し、妙法寺を抜けて高取山へと続いています。しかし実は、ここも後年(2005年)にルート変更された道。

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本来の縦走路はこちら。山頂部を直進するルートです。

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小雨となった森の中を、しばらく行くと分岐がありました。詳しい標識がありませんが、左へ行くと横尾の住宅地方面。そこで現在の縦走路と合流します。これが2004年の大会まで使用された縦走路。しかしもっと以前の六甲全山縦走路は、実は右。ここから板宿方面へと進む方になります。

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その板宿方面へ進んで行くと、天気は急速に回復して来ました。本日は、本当に天気が変わりやすいようです。次に現れる白い案内板の立つ分岐は、どちらに行っても再び合流しますので、気にする必要はありません。

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その次に現れるのが、こちらの分岐。右は板宿八幡神社、左は禅昌寺と書かれています。そして、この禅昌寺方面が元の六甲全山縦走路。

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しかしこの区間は、歩く人が少ないためか状態はあまり良くありません。東山からすぐに住宅街に出てしまう現在のルートとは違って、本当に静かな山の中。

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しばらく行くと、目の前に高取山が見えてきました。

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急傾斜地のためか、登山道脇では斜面の補強工事が行われていました。この急階段を下って、下の道に出ます。

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道路に出ると、階段脇に「須磨アルプス、横尾山」の標識が見えました。右に行くと、萩の寺と書かれています。この萩の寺を経由するルートが本来の六甲全山縦走路であり、初期の六甲全山縦走大会でも、この萩の寺を通って高取山へと向かっていたそうです。高取山への登山ルートも現在とは異なっていたんですね。

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しかし、ここから高取山への旧ルートは更に厳しい状況になっている様子。そのルートも確かめてみたかったのですが、本日は再び雲行きが・・・この後、また本降りの雨となってしまいました。名残惜しいですが、今回はここで引き上げです。

★↓写真をクリックすると拡大表示します↓★

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旧縦走路に咲いていた彼岸花

調べてみると、六甲全山縦走路にも奥深い変遷の歴史がありました。須磨アルプスの東山から禅昌寺、萩の寺、そして高取山へと続くルートには、もはや全縦を示す標識すら残されていません。そして塩屋からのルートには標識こそ残されているものの、新しく設置された案内図に表示はなく、ここも歴史に埋もれてしまいそうな気がします。六甲全山縦走路のルート変更は、当然、安全上や環境問題など様々な理由があって実施されたものであり、大会では現在ルートを守って臨んで頂きたいと思います。しかし訪れてみると、山に想いを馳せた、先人達の足跡を見たような気がした、もう1つの六甲全山縦走路でした。

★今回の続き、禅昌寺から高取山へはこちらをどうぞ★

神戸市須磨区、萩の寺から高取山へ-幻の旧六甲全山縦走路-

★コースタイム★

10:20 塩屋駅(0.0km)

11:15 旗振山(2.5km)

12:30 横尾山(5.2km)

12:50 東山(5.9km)

-休憩15分後下山-

13:45 禅昌寺バス停(7.4km)

14:00 板宿駅(8.6km)

-所要時間3時間40分-

★2010年第36回六甲全山縦走大会はこちら★

2010年第36回六甲全山縦走大会-全線56km-

★2010年の六甲全山縦走関連はこちらもどうぞ★

2010年六甲全山縦走路全線53km (須磨浦公園-宝塚)

2010年六甲全山縦走路リハーサルは雨の中。。。

2010年六甲全山縦走路 須磨浦公園~妙法寺

六甲全山縦走路 妙法寺-菊水山-摩耶山-ガーデンテラス

六甲全山縦走路 市ヶ原-摩耶山-六甲山-宝塚

★注)距離について★

六甲全山縦走大会の距離は56kmと公表されていますが、神戸市発行の六甲全山縦走地図では全線53kmの表示となっているため、当ブログでは大会参加以外の記事中では途中経過の記録を含め、六甲全山縦走地図の距離を元に、記事を作成しています。

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コメント

いそしずさん、こんばんは。

全縦も今年で36年になるのですね。
いろんな障害を乗り越えながら継続実施されてきた市民の会等の皆様に頭が下がります。

コースはもともと塩屋からというのは知っていましたが、あちこちに旧道があるのですね。初めて知りました。
そして全縦にもそういう楽しみ方があったんですね~。

それにしても雨の中ご苦労様でした。
私は雨の降り始めというのは結構好きなんです。
まあ山にいて長時間や土砂降りの雨はよくないですが、雨をじっと眺めているのはなんだか落ち着きます~。

ちゅたさん、こんにちは。

シャワーのような雨を浴びながらの登山となりましたが、暑さの中ではいい雨だったとも思います。六甲全山縦走路の旧ルートをたどると、思っていたより奥の深い大会の事情があるのを知り驚きました。実際に第1回六甲全山縦走大会に参加されたKさんからの情報などを元に訪問してみたのですが、なにぶん古い話ですので、調査は十分とは言えないかも知れません・・・ただ第1回の六甲全山縦走、完走記念盾には、横尾山と高取山の間に「萩の寺」と刻印されていますので、ルート変更は間違いないかと。また高取山へのルートも確認できればいいのですが・・・

それにしてもルート変更は、工事などに伴う安全面の配慮だけではなく、登山者(大会参加者)のマナー問題も大きかったということで、事実とすれば大変残念です。塩屋は、早朝から騒々しいというのが理由とのことですし、萩の寺前後はゴミ問題や植物を荒らす問題もあったのだとか。こうした問題で、本来のコースが失われるのは複雑な感じもしますね。高倉台の住宅地部分も、本来は高倉山があったとのことで、都会の中で元々の変わらない姿を保つのは不可能な話なのかも知れません・・・しかし、都会に接する貴重な山系。マナーを守って楽しめたらと思います。

いそしず様
酷暑と雨の中、須磨アルプスも歩かれましたのですか?
ご苦労様です。私はその頃快晴の北横岳におりました、雨は全くなかったです。

塩屋駅付近は「リボンの道」で歩いただけです、摩耶山に応援に行くときに寄ってみたいですね。

ころぼっくるさん、こんにちは。

日曜日には北横岳に出かけられてたようですね。秋晴れの中の登山、お疲れさまでした。私は土曜日に、この六甲全山縦走路を訪問していましたが、天気が不安定で、なかなか大変な行程になりました。日曜日は、大阪の天神橋筋を散策してました。またブログで紹介したいと思います。

塩屋からの旧道、そして東山からの旧道、どれも探訪気分で楽しかったです。高取山への旧道も探索したいですね。六甲全山縦走路にも意外な変遷があるのを知ることが出来ました。旧道のみでの全線踏破も、面白いかも知れません〜(^-^)

一時赤鬼フレンズと称していたメンバーですが、私の唯一の自慢が六甲全山縦走の第一回から三回の完走盾を持っていることです~もちろん当時は塩屋からで禅昌寺や萩の寺経由、天王谷の吊り橋も御座いません。大平山は旧道で結構厳しい状況でした~ゴールは若水前ではなく塩尾寺南の広場でした。

赤鬼フレンズさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
第1回から第3回‼︎すごいです。大会初期の頃は、今とずいぶん違う感じだったのでしょうか。一応、歴史を聞き、調べ、このルートを歩きましたが、当時のルートと合っていたでしょうか…大平山も旧道だったのですね。天王谷のつり橋はなかったとは聞いたことがありますが、交通量も多い車道を横断していたのでしょうか。だとすれば、大変だったような気がします。
貴重な情報、ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。

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