神戸の日本庭園に幻想の光-相楽園にわのあかり2011-
8月28日、夏休み最後の日曜日。今年も神戸市の中心部にある日本庭園、相楽園では「にわのあかり2011」が開催され、幻想的な光景を見せていました。
神戸市中央区、中山手通にある相楽園です。8月27日と28日の2日間は、特別に午後9時まで開園。兵庫県庁の北側に位置し、市営地下鉄の県庁前駅からは徒歩5分、JR・阪神の元町駅、神戸高速(阪急直通)の花隈駅からは、それぞれ徒歩約10分で到着できます。
入場は大人1人300円。中に入ると、そこには幻想的な光と影の世界が広がっていました。
まず目を引くのが、こちら「傘のあかり」です。
光源は、傘の下に置いた蝋燭。
闇に浮かぶのは「LED作品」。雲雀丘中学校の皆さんの作品です。
一方、こちらは「瓦のある光景」
瓦に映像を映すというユニークな試みも、実施されていました。
そして「にわのあかり」開催中は、園内に移築、保存されている異人館「旧ハッサム住宅」も特別に夜間公開。
旧ハッサム住宅は1902年に、今の異人館街、ラインの館の近くに建てられた、明治時代の洋風建築を代表する建造物です。
国の重要文化財にも指定されており、門前には現存するものでは日本最古というガス燈も保存されています。それにしても夜間に入れるというのは、ちょっと新鮮な気分。
そして、そのとなり。うまや劇場(旧小寺家厩舎)では、何やら意味深な光景が。まるで絵を見ているような雰囲気ですね。
外から見ると、こんな感じ。本当に、夜の闇に浮かぶ1枚の絵のようです。この隣では、笑顔の似顔絵を描いた「こころのあかり」の展示も行われていました。
しかし、何と言っても美しいのは、園内を埋め尽くす1,300本の蝋燭のあかり。
園内を幻想的に彩ります。
相楽園は、1911年に完成した私邸の庭園。空襲により消失したため、当時より現存する建物は、先ほどの厩舎(築1908年)のみとなっていますが、この広さからも当時の繁栄ぶりが伺えます。
日本庭園に点在する洋風建築物と和の光。都会の中心部に広がる貴重な庭園。和洋折衷、新旧混在、そして光と影の彩る、神戸の相楽園でした。
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