北九州へ山陽道の長距離ドライブ-GWの高速道路は大渋滞-
5月3日、ゴールデンウィークも本番。このGWは、高速上限1,000円最後の大型連休となりそうで、各地の高速道路では予測を上回る激しい渋滞が発生しました。そんな中今回は、九州の福岡県へ、ちょっと無謀な長距離ドライブに出かけてみました。
ということで関西から約150km、午前9時30分すぎ、岡山県は倉敷JCTに到着しました。車は多いものの、ここまで激しい渋滞はなく比較的スムーズ。四国、瀬戸大橋方面が左に分岐します。こちらは山陽道を、広島、九州方面へ。九州到着まで、今回はこの山陽自動車道をジャンクションを中心に紹介したいと思います。
倉敷JCTから約60km、福山西ICを過ぎると、すぐに尾道JCTがあります。ここからは無料の尾道自動車道が分岐。尾道自動車道は国と地方自治体が建設費を負担する、新直轄方式と呼ばれる方式で整備が進められており、2010年11月27日に世羅ICまでが開通しました。今後50km先の三次JCTまで延伸し、中国自動車道とつながる予定となっています。
次は尾道JCTから約40kmの高屋JCTです。ここからは、同じ新直轄方式で、やはり無料の東広島呉自動車道が分岐。2010年3月14日に高屋JCT-上三永ICが完成し、現在は11.7km先の馬木ICまで行くことができます。そして遂に、ここから渋滞が発生し始めました。。。
広島まで渋滞の長さは30km。実際は35kmほどあったようです。実は、こんなに激しく混むとは思っていませんでした。時間は刻々と過ぎ、広島を抜けたのは、ようやく午後2時頃。岡山IC-広島北ICの約170kmで5時間もかかってしまいました。。。
そして中国道と合流する山口JCTに着く頃には、もう午後4時に。ここは従来、合流のみのハーフJCTでしたが、2008年11月11日にフルJCT化され、左へ行けば中国道を使って広島方面へ戻れるようになっています。
中国自動車道と合流してからは、渋滞もなくスムーズ。途中に美祢東JCTがあります。2010年3月20日に0.6km先の十文字ICまで開通。標識には秋吉台、萩としか書かれていませんが、将来は小郡萩道路として約30km先の萩市まで開通する予定です。この道は地域高規格道路と呼ばれる自動車専用道路であり、先の新直轄方式とは違いますので、なんだかややこしいですね。今年5月28日には、ここから12.9km先の絵堂ICまでの開通が予定されています。
次は下関JCTです。左に山陽道が分岐。これまたややこしいですが、こちらの山陽道は宇部へ行く支線のようなもの。実は、山陽道山口南ICから、小郡道路と山口宇部有料道路を経由すれば中国道を走らなくても、この下関JCTまで来ることができます。実は、その方が距離も短いのですが、一度高速道路を降りる形となる上に、料金通算もできないため、通しで利用する人は少なそう。
そして、ようやく関門海峡に到着しました。対岸は遂に九州。曇り空に見えますが、実は黄砂の影響です。出発時点では本当に天気は悪かったので途中から晴れてきたのですが、この黄砂のせいでそれが分からないほど。予定から大幅に遅れて、時刻はすでに午後5時を過ぎており、本日の観光はほぼ無理。。。移動だけで1日の大半を消費してしまいました。高いところと何々は、とか言いますが、私の旅の基本は「知らない街に来たら、まず高い所へ登れ」です。その土地の様子を知り、土地勘を養うためにも、展望の良い場所を目指すことはとても効果的。北九州市には夜景の名所皿倉山がありますので、今回は、そこに向かってみることにしました。
ということで、皿倉山のふもとにやってきました。皿倉山は北九州市を見下ろす標高622mの山です。ゴールデンウィーク中は車の乗り入れが規制されているため、帆柱ケーブルで山頂へ。
★帆柱ケーブルの詳細は、こちらをどうぞ★
到着した山頂からは、黄砂にかすむ山々を望むことができました。霧と違うので、ちょっと風情には欠けるかも知れませんが、見た目は同じ。まるで墨絵のようですね。
そして展望台からは、直下に広がる市街地を見下ろすことが出来ました。この感じは、神戸の六甲山系、摩耶山とそっくりです。
山頂の碑と電波塔。神功皇后がこの山に立ち寄った際、日没となって「更に暮れたり」と言われたため、更暮山とか更暗山などと呼ばれるようになったのが、皿倉山の由来とのこと。
そして日没です。見事な夜景となってきました。日本三大夜景と言えば、長崎、神戸、函館ですが、ここは新日本三大夜景として売り出し中。他の2つは、山梨市の笛吹川フルーツ公園と奈良の若草山なんだとか。うーん、初めて聞きました。。。^^;
もう少し西の方向は、こんな感じ。180度以上見渡せる展望も見事です。ケーブルとスロープカーで簡単に登れるのもいいですね。
本日は小倉に宿泊です。今回は九州の高速道路でも、福岡市を中心に最大77kmの渋滞が発生したと伝えられていました。これは事前の予測を大幅に上回る渋滞規模です。高速上限1,000円は6月にも廃止の方向で進んでおり、値上げ前に長距離ドライブに出かける人が増えたためかも知れません。それにしても今回通った部分だけでも、分岐する高規格道路がたくさんありました。近年の高速道路網の充実ぶりには本当に驚くものがあります。
明日は「博多どんたく」で盛り上がる福岡市へと移動します。その模様は、また次の記事で。各地で激しい渋滞が発生した、ゴールデンウィーク最中の関西-九州長距離ドライブでした。
★翌日福岡市内へ。続きの記事はこちらをどうぞ★
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