珍名所探訪、桑名のナロー鉄道と名古屋の喫茶マウンテンほか
記事が前後しますが、三重県は桑名市にある「なばなの里」を訪ねた翌日は、名古屋市内まで移動。こちらに珍名所として有名な喫茶店「マウンテン」があります。少々強引ですが珍名所つながりと言うことで、その前に訪ねた桑名市内のナロー鉄道などと合わせ、今回は、いくつかをつないで紹介したいと思います。
ということで三重県は桑名市にある三岐鉄道北勢線の始発駅、西桑名駅にやってきました。近鉄とJRの桑名駅から、すぐ南の位置で乗り換えは容易です。同じ桑名駅を名乗ってもおかしくなさそうですが、ここの駅名はなぜか「西桑名」駅。
元々は近鉄の北勢線として営業していましたが、2003年4月に三岐鉄道へ譲渡されました。
そして乗車。心なしか小さく感じる車内。
というか、明らかに小さ過ぎです^^;。天井は簡単に手が届いてしまう高さ。そう、この鉄道は全国でも大変珍しくなったナローゲージ(狭軌)鉄道。軌間(線路の幅)は762mm。JR線のほとんどの線路幅が1067mm、新幹線や一部私鉄は1435mmですから、その小ささが分かります。
線路が狭いため、その揺れには独特のものが。揺れ過ぎと思うくらいに、よく揺れます。ナローゲージは非常にたくさんの地方路線で採用されて来ましたが、廃止が進み、現在では近鉄の支線として短いものがもう2路線残っているだけ。他は観光鉄道の黒部峡谷鉄道くらいで、地方鉄道としては岡山県の下津井電鉄(1990年廃止)が最後となっていましたが、近鉄からの譲渡という思わぬ形で、地方鉄道のナローゲージがここに復活となりました。
全線20kmほどに13の駅。1時間近くをかけて走ります。穴太(あのう)は難読駅名ですね。他の駅名も知らなければ読みにくいものが多いです。
車体に似合わない、大きなパンタグラフが印象的。時間の都合で、今回は途中駅までの駆け足乗車でしたが、まるで遊園地の鉄道に乗っているかのような珍ミニ鉄道の旅でした。
そして次の珍名所は、名古屋市昭和区にあるこちら。
その筋(?)には大変有名。喫茶マウンテンです。
落ち着いた雰囲気の素朴な店内。。。
しかし、そのメニューには奇怪な文字が。
あつげしょう(中)。。。(大)は2,500円。何か底知れぬ怖さを感じます(笑)。デザート「赤ちゃん」・・・??バナナライスに黒いチャーハン、そして甘口イチゴスパ。ドリンクは大人のラムネに妹のラムネ。他にも相当な数のメニューがあるのですが、うーん、難解なメニューばかり。
ということで、甘口バナナスパ。。。。。。。。。。です。
・・・・・・・・・・・・熱で生クリームが溶けていきます。。。。
スパ自体も普通の味ではありません。全てが甘ーい一品です。
お口直しは、名古屋名物「味噌煮込み」。。。スパ^^;
スパはともかく、味噌煮込み味は名古屋だけあり完璧でした。
赤いコーラと青いコーラを頼むと、おまけがいっぱい。ドリンクを注文すると、おまけがたくさん出てくるのは名古屋の喫茶店という感じですね。
周囲は満席で、料理が来るたびに至るところで歓声が飛んでいました。見ていると、まだまだ奇々怪々な料理がふんだんに用意されているようです。ここの料理を紹介するだけで、1つのブログが完成しそうですね^^;
そして帰り道、ふと立ち寄った名古屋の大須商店街で見かけた「ちんどん屋」。珍つながりということで。たまたま出会いましたので、少しびっくり。
商店街には、何やらルミナリエ風の飾りつけもありました。
そして最後の珍名所は、名古屋駅の近く、名鉄ヤング館前のこちら。
名古屋市民には、すっかりお馴染みという「ナナちゃん人形」です。1973年、スイス製の巨大マネキン人形で、身長は約6m。名鉄セブン館前にあったので、ナナちゃんと呼ばれるようになったとか。今は名鉄ヤング館に改装されてしまいましたが、そのままナナちゃんで通っているようです。
もうすぐ年末。どこの街もクリスマスムードでいっぱい。
珍名所でつないだ三重から愛知、名古屋への旅でした。
★2010年のイルミネーション関連はこちらもどうぞ★
イルミネーション夜景散策その1-Heartful Xmas in ATC 2010-
イルミネーション夜景散策その2-なばなの里ウィンターイルミネーション、冬華の競演-
イルミネーション夜景散策その3-2010神戸ルミナリエ・光の心情-
★2009年のイルミネーション関連はこちら★
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コメント
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いそしずさん、こんにちは。
ナローゲージが残っていたんですね~。
廃止前の下津井電鉄に乗りましたが、駅の踏切を渡るときに線路の狭さを実感しました。可愛いですよね~。
花の百名山と日本三百名山に名を連ねる「藤原岳」の登山口が三岐鉄道終点の西藤原駅にあります。
花の季節に鉄道を利用してハイキングもよいかもしれません。
ところで、喫茶マウンテンは、楽しそうな料理がいっぱいですが、山とは関連がないのですか?
投稿: ちゅた | 2010年12月14日 (火曜日) 12時29分
ちゅたさん、こんばんは。
下津井電鉄廃止の時は地方私鉄最後のナロー鉄道が廃止とか言われたりしていましたね。私も廃止前に何度か乗車して楽しんだのを覚えています。昔は全国にたくさんのナロー鉄道が存在していたようですが、今は廃線跡を偲ぶくらいでしょうか。森林鉄道や鉱山鉄道などもナローが多かったようですね。
喫茶マウンテンは、本物の山岳とは直接関係はないようです。奇抜な料理が多いため、完食するためには登山の時のような決意と精神力が必要という意味とか。食べ切れたら登頂成功という訳ですね^^; 注目度は抜群の喫茶店です。ぜひ、縦走気分で連続登頂しに行ってみて下さいね~^^
投稿: いそしず | 2010年12月15日 (水曜日) 02時32分
いそしず 様
こんばんは、北勢線の少し西側に三岐線があります。藤原岳は福寿草の群落が見られ3月下旬には黄色の美しい花を咲かせます。
秋には麓の聖宝寺(しょうほうじ)の紅葉が良いですね。また来年でも御案内したいです。
投稿: ころぼっくる | 2010年12月23日 (木曜日) 00時40分
ころぼっくる様、こんばんは。
ブログ記事からは割愛しましたが、三重県では桑名の市内観光なども楽しみました。愛知県の方も、ずいぶん割愛しておりますので、また機会があればブログ記事にするかも知れません。。。これまで、あまりゆっくり訪ねたことがなかった地域でしたので、とても楽しむことが出来ました。
三岐鉄道からの藤原岳も、とても面白そうですね。今年は、花の方でも大変お世話になりました^^ また来年も、いろいろご一緒したいです。よろしくお願い致します^^
投稿: いそしず | 2010年12月24日 (金曜日) 00時25分