四国高松、霊場参りと明石海峡大橋~お盆の高速は大渋滞~
8月14日土曜日。今年はお盆の曜日配列が土日と重なっていることや、高速道路の休日割引が土日のみの適用とされたことから、14、15は特に交通集中しそうな雰囲気です。本日は、午後から四国高松へ、ぶらりとドライブに出かけてみました。
ということで、四国は香川県坂出市の白峰宮です。四国霊場参りと言っているのに、なぜ神社という感じもしますが、元々はここも四国霊場79番札所でした。このような例は元64番札所「石鎚神社」(現在の札所は分離して前神寺、石鎚神社には山門が残っている)など、たくさんあり、昔は寺と神社の混合(神仏混合)は珍しいことではなかったのですね。
境内には樹齢500年のクスノキが。立派です。白峰宮は1156年の保元の乱によって、この地に流された崇徳上皇を祀っています。
境内を共有するように、その近くに79番札所高照院がありました。先の白峰宮と同じ由来から、天皇寺とも呼ばれています。
夕方の静かな境内。お遍路さんの姿がありました。弘法大師・空海の開いた四国霊場、四国八十八ヶ所めぐりは四国を一周する総延長1,400kmにも及ぶ長い道のりです。徒歩では約1ヶ月もかかる長丁場。深い山道も相当多く、通常では、とても踏破できる道のりではありません。
所を移して高松市にある四国83番札所の一宮寺です。ここにも境内へと急ぐお遍路さんの姿がありました。こちらも元は田村神社と一緒だったお寺。
本殿に貼られた、たくさんのお札です。昔は「お札」をこうして本殿に貼り付けていました。だから「札所」なんですね。更に以前は木の札を打ちつけたりしていましたので、霊場巡りのことを「札打ち」と呼んだりもします。今では納め札入れが本殿前に設置されています。
たくさん掛けられた小さな傘は。。。実はおみくじ。
そして、お寺の納経所では、このようなご朱印をもらうことができます。左がご朱印、右は本尊を描いた御影(おみえ)です。(※左右の縮尺は同一ではありません※) 専用の納経帳が2,000円前後から販売されていて、このご朱印を八十八ヶ所全て集めると見事「結願」という訳です。
そして、帰路。帰りの高速道路は大渋滞。
さすがに盆休みの土曜日で大変な交通量です。通常の倍以上の時間がかかり、高松から4時間ほどかかって、やっと明石海峡大橋に到着しました。見えてきた神戸の街明かりに、ほっとします。その明石海峡大橋も11kmの渋滞表示。
海岸に着くと、渡ってきた明石海峡大橋が見事な虹色の電飾で夜の闇に浮かび上がっているのが見えました。幅4kmの文字通りの虹の架橋。
四国への小旅行。お盆満喫の1日でした。
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コメント
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こんにちは。
明石海峡大橋の写真からたどり着きました。
最後の虹の架け橋きれいですね~。
海岸とありますがどちらの海岸から撮られたのでしょうか?
投稿: 通りすがり | 2016年11月 9日 (水曜日) 18時03分
コメントありがとうございます。
最後の写真は、明石市の大蔵海岸からになります。
龍の湯とスーパー「ラ・ムー」の間にある、
一般道の橋付近からの撮影です。
投稿: いそしず | 2016年11月12日 (土曜日) 00時32分