四国ドライブ~松山道の無料実験区間~
8月28日土曜日です。8月も終わりですが、まだまだ暑い猛暑の続く今夏。。。35℃以上の猛暑日が連日続いており、最長記録となる地点も出てきています。ラニーニャ現象による影響ということですが、いったいこの暑さはいつまでつづくのでしょうか。そんな猛暑の中ですが、本日は午後から四国、愛媛県へのドライブへ。現在、地方の高速道路は無料となる社会実験を来年3月31日まで実施中ですが、愛媛県では松山から先の区間が無料化の対象区間となっています。
という訳で、一路四国へ。まずは吊橋の下津井瀬戸大橋を渡っていきます。続く橋は斜張橋の櫃石島橋と岩黒島橋です。
羽を広げたような姿が特徴的。幾何学的風景ですね。
最後は北備讃瀬戸大橋と南備讃瀬戸大橋で一気に四国へ。
坂出本線料金所で、先に瀬戸大橋分の料金だけ支払います。本日はETC休日1,000円で瀬戸大橋部分も1,000円。橋の前後の高速道路部分は通算して出口の料金所で支払います。
そして愛媛県に入りました。
松山ICでいったん高速道路を降ります。ETC1,000円と表示されました。ここからETCカードを抜き、 普通に通行券を取って再び高速道路へ。いよいよ高速道路無料の社会実験中区間に突入です。すっかり日も暮れた伊予灘SAでひと休み。
(※今回は無料化区間を実体験するために松山ICより通行券を取って走行しましたが、実際にはそのままETCを使って終点まで走れば良く、わざわざ松山ICで降りる必要はありません)
伊予灘SAはとても小さなSAで、食事も簡単なものだけですが、名物はやはり「じゃこ天うどん」。右は久々に見た高速道路の通行券です。
無料区間に入りましたが、時間が遅い(と言っても午後8時くらいですが。。。)せいか、あまり混雑はなく、落ち着いた雰囲気。
その伊予灘SAからは、松山平野が一望できました。正面、少し上で輝いているのが松山城。その左下に丸っぽく輝いているのが市駅の観覧車です。松山では伊予鉄の松山市駅を単に「市駅」と呼んでいます。
そして、その夜景を望む柵には何やらたくさんの錠前が。。。ここは「恋人の聖地」として登録された1地点、ハートロックです。固い錠前が、固い愛の力を象徴しているようですね。余計なお世話ですが、この場合かけた鍵はカップルのどちらが持つのでしょうか?
伊予灘SAを後に更に西へ。無料化しているとは言え、あまり車はなく、夜道の快適ドライブが続きます。大洲まで約50kmありますが、途中には内子PAしかないので、注意が必要。大洲の料金所で通行券を渡すと0円の利用証明書をくれました。そこからは、もともと無料の高速区間(大洲道路)を挟み、もう一度大洲北只から西予宇和までが有料区間となります。大洲松尾料金所で清算しますが、今回はここも無料。ETC利用でない場合、これらの料金所では通常と同じく一旦停止する必要があります。
無料なので、あくまで利用証明書なんですね。
NEXCOとしての区間は西予宇和で終点。いったん国道56号線に戻りますが、宇和島市街地から先は、また無料の高速道路(宇和島道路)が完成しています。西予宇和から宇和島までも建設が進んでいて、もう完成まで遠くない感じに見えました。これらは今回の無料実験とは関係なく、もともと無料区間として建設された高速道路(高規格道路)になります。
宇和島道路は、今年の3月に津島高田まで開通しました。現在は無料区間を含めてもここで完全に終点です。先述の西予宇和から宇和島の区間が完成すれば、松山道と一体となってここまで高速規格のまま来れるようになる訳ですね。ここから先は、一般国道56号線を更に南へ向かいますが、リアス式海岸の続く四国西南部は、通る車も少なく、暗い山と海だけが続いていきます。四国も最果てのムード。晴れていれば、夜明けと共に美しい風景が楽しめそう。
★翌日の模様はこちらをどうぞ★
高速道路は、いろいろな政策が絡んで、無料区間があったり一般有料道路扱いの区間があったりと、同じ1本の道なのに、まだら模様で複雑怪奇となっています。そして今回の無料実験。現在の政治の混迷をそのまま写しているかのような、地方の高速道路でした。
★本州~四国、本四架橋関連はこちらもどうぞ★
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