平成22年 第23回本山だんじりパレード 神戸市東灘区
5月4日、みどりの日。今日も晴れました。神戸市の東灘区では、毎年この時期、だんじり祭りが盛大に行なわれます。各地区から10台のだんじりが終結してパレードが繰り広げられ、初夏のような陽気の中、本日は暑い熱気に包まれました。
神戸市東灘区の十二間道路です。各地区よりだんじりが出発し、JR神戸線北側の山手幹線を目指します。だんじり通過中は一時的に通行規制が実施されますが、大きな混乱もなく順調に行進が続いていました。
JR神戸線のガーターをくぐります。この道は普段は利用されておらず、車は橋脚を挟んだ両側を通過しています。まさにだんじりの為にあるような専用の通路です。
道路脇の公園に建つ銅像にも、法被[はっぴ]が(笑)
JR摂津本山駅北側の山手幹線道路に次々と集結していきます。山手幹線は、国道2号線の北側を平行し、阪神地区を東西に結ぶ広域幹線道ですが、本日は通行規制となり、車の乗り入れは出来ません。
JR摂津本山駅前は、人でいっぱいです。道路に出ないで下さい、とアナウンスが繰り返されていました。ここを中心に、西側5台、東側5台の計10台が一列に並んで向き合います。
昨年は9台でしたが、今年は田中地車[だんじり]が復活して10台そろったとのこと。東灘区全体では全部で31台のだんじりがあるそうです。
かつて19万人を超えていた区の人口は、平成5年の震災後15万人台まで落ち込みました。神戸市内で一番被害が大きかったのは、ここ東灘区です。現在は20万人台まで回復していますが、約半数が震災後の新しい人たち、とのこと。子供が多いのも特徴で、比較的少子化は進んでいません。だんじりを通じ地域のつながりを強めて欲しい、区長さんのあいさつが印象的でした。
「祝 大改修 田中地車」の幕を掲げて盛り上がる野寄地車[左]と、改修を終えて今年から復活した田中地車[右]です。だんじりの運行は、引き続き夜も、明日も、それぞれの地区で続いていきます。
この付近は、古くは菟原郡[うはらぐん]と呼ばれ、今でも「うはら」の名は色々なところで見ることが出来ます。これらのだんじりを総称する「うはらだんじり」もその1つ。
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老いも若きも、1つになって盛り上がったゴールデンウィークの「本山だんじりパレード」でした。
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コメント
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いそしずさん、こんばんは。
東灘区にもだんじりがあるのですね。
神戸市の僻地にすむ新米神戸市民(私)からすれば、本山といえば割合上品な(?)住宅地のイメージがあります。
しかも相当盛り上がっている感じですが、それも年々その度合いが増しているのはもっと意外です。
やはり下町っぽい雰囲気もあるのでしょうね~~。
投稿: ちゅた | 2010年5月 4日 (火曜日) 22時51分
ちゅたさん、こんばんは。
東灘区のだんじりは盛大で楽しめました~
荒っぽいイメージは少なく、地域の祭りとして大切にされている様子が伝わって来ました。確かに山手幹線から北は、オシャレな洋菓子屋やパン屋が多いですし、学校も多く、高級住宅地も加わって、とてもだんじりのイメージとは合わない雰囲気ですね。
もう少し下がった甲南市場あたりからは、地元の雰囲気が本当によく伝わってきます。神戸市内にはそれぞれに特色を持った商店街が多くて、今もしっかりと地域に根付いていますね。東灘区の魅力を感じた1日でした~^^
投稿: いそしず | 2010年5月 5日 (水曜日) 00時50分