阪神淡路大震災から15年 ~みなとのもり公園開園ほか~
2010年1月17日、冬型は緩んで、おだやかな快晴の1日となりました。兵庫県南部を襲った震災から15年、神戸市内では様々な催しが行われました。
神戸の東部新都心、HAT神戸です。本日は人と防災未来センター前のなぎさ公園をゴールとする「ひょうご1.17メモリアルウォーク2010」が開催され、多くの人がなぎさ公園を目指していました。
参加者はこのようなワッペンを付けて歩きます。
今年は東と西から、それぞれ15km、10km、2kmの6コースで実施され、ゴールは全てなぎさ公園。15年という節目の年とあってか、かなりの参加者数だったようです。
人と防災未来センター前では「1.17のつどい」が開催されていました。こちらの施設では阪神淡路大震災の資料を中心に展示されており、本日は入場無料です。
左の画面では兵庫県公館の様子を生中継。
同時開催の兵庫県公館には、皇太子殿下を始め、鳩山首相などもお見えになっており、お言葉を述べられていました。
地震体験車では、多くの子供たちが震度7を実体験。こういった経験の1つ1つが防災意識につながるといいですね。
一方、こちらは神戸震災復興記念公園、愛称「みなとのもり公園」です。三宮から南の神戸港貨物駅跡地に整備され、本日オープンとなりました。この公園は、植樹など市民参加型の公園として、みんなで大切にしていこう、と計画されました。
開園式では、小学生の皆さんで合唱も。
周囲では「シンサイミライノハナ」が風に揺れていました。
みんなが持ち寄った一言を花びらのようにして、何本もの花を作ったものです。本日はこちらの公園だけでなく市内各所に咲き誇りました。
★↓写真をクリックすると拡大表示します↓★
最後は、一般の人も含めて全員が公園で輪となり開園のテープカット。はさみの持ち込みは、事前のパンフで案内されていたようです。大きなカウントダウンの掛け声で、全員で一斉にテープカットし開園を祝いました。
市民の手によって植えられた芝生は、子供たちの格好の遊び場となった様子。これからも、元気な声が響くといいですね。
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廃線跡ハイキング・神戸臨港線 (東灘信号所~神戸港駅)
そしてこちらは市役所前です。震災の歴史が掲げられていました。2階の市民ギャラリーでも、消防局に保管されていた震災時の貴重な写真を、今年は特別に展示。
東遊園地の1995 1.17の文字がはっきりと見えました。
震災から15年。しあわせ運べるように。ビルなど建物はきれいになりました。最近は急速に超高層ビルが増えています。しかし見た目の復興だけではなく、皆が笑って暮らせる暖かい街に。防災、減災の街づくりだけでなく、助け合える街に。
そんな息吹を確かに感じた、15年震災の日でした。
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2009年震災の日〔阪神淡路大震災から14年〕
2009年震災の日(東遊園地)
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