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2009年12月26日 (土曜日)

神戸茶の面影を求めて 旧居留地遺跡現地説明会から武庫の郷

年の瀬も迫り、いよいよ今年もあとわずかとなりました。日が差したり曇ったりと、すっきりしない天気で肌寒い1日でしたが、本日は旧居留地で発見された日本茶の加工工場跡の現地説明会が開催されるとあり、神戸市中心部、旧居留地の現地へ行ってみることにしました。

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ということで、市役所24階展望フロアです。灘区(東)方向を望んだところ。展望フロアには観光ボランティアガイドがいて、観光客にていねいな説明をしてくれます。到着した時には、ちょうど千葉から来たという若い2人に熱心にガイドをしてあげていました。現在はビルばかりの光景ですが、日本茶の加工工場跡が見つかったのは、ここのすぐ西側になります。

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その会場前にやってきました。建設現場で発見されましたので入ることが出来るのは、午後1時30分から午後3時までの、わずか1時間30分のみです。

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入ったところには、旧居留地の古い地図と、写真などがパネルで展示してありました。古地図の右上、赤く色の付いている部分が今回の発掘現場です。すぐ右側に縦に伸びているのは旧生田川の河原で、現在は市役所や東遊園地となっています。川自体は現在のフラワーロードにあたる部分になります。

←(発掘現場の位置はこちら)
MAPPLE地図~別ウィンドウで開きます~

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現地説明会が始まりました。1858年に通商条約により、神奈川、長崎、箱館(函館)、新潟、兵庫の開港が決定されました。諸事情もあって、兵庫港のみ開港は遅れ、10年後の1868年に少し東に移動した神戸港として開港することになります。

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神戸開港と同時に外国人居留地が造られ、これが旧居留地として、道路などの区割りが他と全く違うまま、現在も残ることになります。神戸港当初の主要輸出品の1つが日本茶で、明治の終わりには主に日本茶の加工、輸出を手がけていたヘリヤ商会の工場があり、これが今回見つかったものとなるようです。上写真の一番右がその当時のもの。

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大正以降に改築された上、その後の開発工事でほとんどが破壊され、きれいに残っていたのは今回見学できる部分だけということです。100年という時を超えて、黒く煤けた赤レンガが生々しく残っていました。

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真ん中の窪みに炭を入れ、荒茶を乾燥させていたようです。周囲は崩れていますが、もっと高さがあり、釜が設置されていたと考えられます。2枚前の写真の左上のような感じです。

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熱心に解説が行われ老(若?)男女みな聞き入っていました。

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レンガには堺煉瓦株式会社のものと思われる刻印がくっきり。五方向に伸びる長方形で星型のような形をしています。

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全景はこんな感じ。中央の煉瓦部分が明治時代のもの。左側に縦に伸びるL字部分などは改築時のものと思われますが、ヘリヤ商会にも神戸時代の詳しい資料は残っていないそうで、検証が必要とのことでした。なおヘリヤ商会は静岡県にその地を移し、現在も日本茶の卸売などを手がけているそうです。

今では考えられませんが、明治時代は神戸市内でも現在の灘区にかけての山麓で日本茶の栽培が盛んに行われており、輸出の工場と合わせて神戸は日本茶の一大拠点だったことになります。

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ということで東へやってきました。こちらは大日六商店街です。三宮から阪急電車で東に1駅の春日野道駅から北へすぐ。東に伸びる商店街は人通りも少なく、下町の雰囲気が漂っていました。

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その中にあった川柳コーナー。小さくて見にくいですが上段に
「大日六静香亭で 茶菓子持ち込み 地震談」
地震談というのが神戸らしいところ。。。

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商店街の中に、京都の店舗を思わせるような日本茶の専門店がありました。川柳にあった大日六静香亭・・・それは神戸市内で現存する唯一の茶畑、静香園の直売店です。店に茶菓子持ち込み・・・と詠っていた訳ですね。

オリジナル商品は静香かりがね。今は大福茶が人気とのことでした。一部の商品は新在家の近くにある甲南漬本店でも買うことができます。この時期は寒いので茶畑にある本物の茶室「静香亭」は閉めています、とのことでした。

←(直売店の位置はこちら)
MAPPLE地図~別ウィンドウで開きます~

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閉まっていると聞いたものの、茶畑を目指して、さらに東に移動。山麓まで来ました。ここは摩耶山への登山道の1つ青谷道への入口です。本日は天気がすっきりせず、景色もいまひとつ。

★こちらの記事も参照下さい★
西日本各地で冬の黄砂 神戸市でも12月初観測

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青谷道を登ること約10分。茶畑が見えてきました。ここが神戸唯一の茶畑、静香園、そして静香亭です。

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案内板には、確かに神戸港から輸出との文字が。旧居留地の工場で乾燥させて、という訳ですね。

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静香亭は閉まっていました。当たり前ですが。。。

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摩耶山への登山の際には、ぜひここで一息つきたいですね。

★青谷道から摩耶山はこちらをどうぞ★
(六甲山)摩耶山登山

旧居留地から青谷道の茶畑へ。急速な都市化で、ほとんど面影は残っていませんが、それでも神戸の日本茶の存在を改めて知ることができました。神戸の意外な一面を見た「神戸茶」探訪でした。

←(茶畑の位置はこちら)
MAPPLE地図~別ウィンドウで開きます~

★おしまいに★

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後ろは甲南漬本舗の案内です。昭和5年という古い建物の中が資料館となっており、こちらの茶屋でも、ひと息つけます。今回は、商店街直営店のご主人さんに、いろいろお話を頂きました。ありがとうございました★

★最近の神戸の話題はこちら★

神戸布引ハーブ園の夜間開園 ~新神戸に巨大ツリー~

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コメント

こんばんは。

神戸は昔、けっこうなお茶の産地だったということを効いたことがあります。
そのなごりが今もあるのは知りませんでした。
しかも青谷道は登ったことがありますが、ボンクラなので気がつきませんでした。
今度摩耶山に行くときに、是非通ってみたいと思います。

お茶って小さい頃の実家では、自家製だったのを覚えています。ちょっと自分で作って見たくなりました~。

ちゅたさん、こんにちは。

神戸のお茶というのは、聞いたことはあったのですが、こんなに大規模に生産や輸出があったことは、まったくイメージしていませんでした。今回の遺跡発掘の話題で知ることができ、とても良かったと思っています。

青谷道の茶屋は、私も立ち寄ったことはありませんので、また寄ってみようと思います。店の方の話によると、テラスのような雰囲気で気軽に頂けるそうです。甲南漬本舗にある武庫の郷では、お茶セット400円となっていました。

いつも、ご覧頂きありがとうございます。それにしても非常にマイナーな話題となってしまいました・・・このままではブログの副題を「神戸中心・・・」に変えないといけなくなりそうです^^;

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