Nikon FE2と神戸散歩
最近は写真もデジタルで撮るのが当たり前になり、写真のネガフィルムは店頭でもすっかり少なくなりました。今や、写真店のほとんどがデジタルプリント中心ですし、現像プリントという言葉は過去のものになっていきそうです。
電子制御式で1/4000を初めて実現し、名機と言われたNikonのFE2です。1983年の発売。1/4000を使う機会など、素人にあるかないかは別問題ですが。。。最近は、デジタル一眼レフとコンパクトデジタルカメラの利用ばかり。大変久しぶりに、フィルムカメラで街を散歩してみることにしました。
フィルムカメラの難点は、すぐその場で写真の確認ができないことです。昔はこれが当たり前だったのに、デジタルに慣れてしまったせいか、なぜかすごく不安を感じます。まず、そのことに、改めて驚きと戸惑いを感じました。
そしてデジタルと違って、どうしても1枚1枚を大事に撮ろうとしてしまいます。デジタルの場合は、どうせメモリーカードだし、という意識のせいか何枚も簡単に撮影してしまいますが、特に手巻きだと、フィルムという意識がとても強くなるようで、ピント合わせも慎重に。なぜかとても新鮮です。
朝一番、商店街。店からあふれる果物たち。
午前中、湊川神社です。
実は、今回掲載している風景写真は、全て前記事と同じ日(12月29日)に撮影したものです。前記事の写真はデジカメのものを使用。。。デジタルカメラと違ってフィルムカメラでは、すぐにブログなどには使うことができません。。。現像プリントからデジタル変換。。。辛いところですね。
海を望む駅にやってきました。昼下がり。
とある小さな、お稲荷さん。もうすぐ夕方です。
日は落ちて。神戸の異人館街、夜の喫茶店。
久しぶりに頼んだプリントと一緒にネガが付いているのが新鮮でした。焼き増しは、袋の下段に枚数を書いては頼んだりしてましたね。。。これからの世代の人たちには、もう見たこともない、という人も出てくると思うと信じられない気もします。使い捨てカメラには残るかも知れませんが。
ブログ等での利用は厳しいですが、個人的な趣味では大事にしたいものです。掲載した写真は、デジタル処理した上にサイズも小さくしていますのでフィルムの感覚が出ているのか疑問ですが、実物の写真では、やはり独特のやわらかさを感じることかできました。
私事で恐縮ですが、今回撮影のNikon FE2は、最近、神戸市西区在住のAさんより譲り受けたものです。この場を借りて、お礼申し上げます。これは、これで残って欲しいと強く感じた、フィルムカメラ片手の神戸散歩でした。
ところで、朝から昼、夕方に夜。。。1日中何してる?。。。(笑)
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コメント
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いいですねえ。
最後の2枚なんか、銀塩の渋い雰囲気がでてますねえ。
まだまだフィルムのファンも多いようです。
今後はだんだんマニアックな世界になっていくのでしょうね…。
私はFEでした。(http://shibac.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-abf5.html)
キズだらけで、何回も修理を重ねて…でもとても愛着があり、手放せません。
家電と化したデジカメには無い、「モノ」を持つ楽しみ、使い込む楽しみもありました。
また引っ張り出してみようかなあ~。
投稿: ちゅた | 2009年12月30日 (水曜日) 21時29分
ちゅたさん、ご訪問ありがとうございます^^
久々にフィルムカメラを手にしましたが、改めてその良さを再認識しました。おっしゃる通り、昔の製品は、よく作り込んでいるというか、技術陣の魂、プライドのようなモノを感じます。だから使う方も、本当に長く大切に使うんでしょうね。
これを機にフィルムカメラも楽しんでみたいと思います^^ カメラの世界は奥が深すぎて、ひよっこの私には、なかなか。。。今回の撮影も1日かけて、この有様かと^^;
ちゅたさんもカメラがお好きなんですね。私は現在のカメラは全てNikonです。Nikon派かもですね。最初に持ったカメラはペンタックスのSPだったかと。。。父親のですが^^;
Nikon FE、引っ張り出してみて下さいね~
投稿: いそしず | 2009年12月30日 (水曜日) 23時15分