山陽-中国一周ルート 晩秋の美作と羅生門
土曜日を含めて、今日から3連休です。休日1,000円効果もあって、ドライブを楽しむ人も多いと思いますが、関西から西を見ると、西宮北ICから山陽道→岡山道→中国道と走れば、休日1,000円区間での高速一周ルートが完成します。もちろん単純に環状走行するのは無意味ですので、途中下車しながら周遊ドライブに出かけてみました。
ということで、山陽道を一路、西へ向かいます。車は多め。
途中の吉備SA(下り線)に、復刻堂商店なるものがありました。正面の入口は閉まっているようですが・・・横から見ると。。。(笑)
岡山道に入って、北へ向かいます。途中の見延橋は、日本一高い高速道路橋(高さ76.2m)でしたが、現在は東海北陸道の鷲見橋(118m)に抜かれ、第2位となっています。
高速を途中で降り、晩秋の山間部を新見へ。
標高400m、石灰岩地帯の草間台地に羅生門はあります。落ち葉を踏みしめながら、駐車場から約300m、軽い散歩道を進むと、、、
森の中に、石灰岩の巨大なアーチが現れました。
高さ40mを誇る天然の門、羅生門です。鍾乳洞が崩落して一部が取り残され、このような天然のアーチ橋が形成されたと考えられています。
第1門から第4門まであり(写真は第2門)、神秘的な姿を見せていました。国の天然記念物に指定されています。
第3門から、最初の第1門を見たところ。
左奥に第4門がありますが、そのまま立入禁止の羅生門第1洞と呼ばれる洞窟に続いており、近付くことはできません。
この辺りは井倉洞や満奇洞などの有名な洞窟だけでなく、観光地化されていない洞窟が非常にたくさん存在する、天然洞窟地帯です。
←(羅生門の位置はこちら)
MAPPLE地図~別ウィンドウで開きます~
引き続き、晩秋を感じながら山峡を進みます。
新見から中国自動車道で、今度は東へ。
北房ICまでは急カーブの連続する区間で、最高速度も60km/hに制限されています。高速道路らしくありません。
山陽道と違って、この辺りの中国道は車が非常に少なめです。建設が古いためか山間部を行く割にトンネルは少なく、山陽道より展望が楽しめます。
院庄ICで降りて国道179号を北へと向かいました。
苫田ダムに到着です。
2005年に完成した比較的新しいダムです。計画から50年以上の歳月と約2,000億円の事業費をかけて完成しました。13地区が水没しています。もし建設中だったら、群馬県の八ッ場ダムと同じような状況となっていたかも知れません。
更に奥に行くと、奥津温泉があります。(花美人の里)
湯原・湯郷と並んで美作[みまさか]三湯と呼ばれる、歴史ある温泉です。ダムが出来て道路が立派になり、短時間で到着できるようになりました。しかし、近年宿泊客は大幅に減少し、日帰り観光が増えているそうで、なかなか複雑ですね。
ゆっくり温泉に入り、奥津渓を抜ける頃には、すっかり暗くなってしまいました。帰りは中国道を東へ。岡山県へのんびり一周ドライブでした。
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