神戸平野祇園神社の夏祭り(祇園まつり)
本日7月13日から、神戸市平野(ひらの)にある平野祇園神社で夏祭りが始まりました。7月20日まで毎晩22:00頃まで行なわれる、伝統の祭りです。
祭りの中心である平野祇園神社から夜店の列が続きます。
こちらが神社入口です。天王谷川の神戸市街出口に位置していて、90段の石段を登ったところに本殿があります。
その石段です。無理な人は、坂道で迂回できます。
登った境内からは、神戸市平野(ひらの)地区の市街地が見下ろせました。建物の陰になっていますが、下に見える国道428号線にも夜店の列が続いています。
境内には、昔ながらの夏祭りの雰囲気が漂っていました。
祇園神社は疫病対策のため、姫路の広峰神社にまつられていた素盞嗚尊(すさのおのみこと)を京に分霊する際、神輿の行列がこの地で一泊したのが由来と言われています。
祇園神社は天王社とも呼ばれていたようで、この地を流れる天王谷川にも関連し、これは素戔嗚尊の別名が牛頭天王であることに由来しているものと考えられます。
神戸市平野地区は、平清盛が福原京の造営を進めた場所として歴史的にも有名です。また、この地には多くの文学者も足跡を記しています。
さらに意外なところでは、現在の新幹線新神戸駅の最初の建設計画地は、この平野地区であったと言われています。
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神戸の山中に眠る弾丸列車構想-新神戸駅と謎の軍用道路-【第六章】
今日は、梅雨明けを思わすような暑い1日となりました。深い歴史を秘めた平野地区ですが、これから1週間、祭りと夕涼みの人々で賑わいそうです。
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★補足★
祇園神社から南に約1km、住宅地の中にひっそりと荒田八幡神社がありました。祇園祭りの賑わいも、ここまでは届きません。福原京造営時の安徳天皇行在所跡地と言われているところです。境内には「福原遷都800年記念碑」があります。
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