2009年7月4日 七夕のゆうべ in 四天王寺
日本最古の歴史を誇る仏教寺院の四天王寺。聖徳太子が建立したと言われる歴史ある寺院ですが、度重なる天災、戦災で幾度となく焼失し、現在の建物は、ほとんど全てが昭和以降に再建されたものとなっています。通常は午後4寺30分で閉まりますが、7月4日土曜日の夜は七夕祭りのため、夜9時まで解放となっていました。
JR天王寺駅前から近鉄大阪阿部野橋駅側の夜景です。近鉄は、大規模な開発事業を進めていて、ここに完成すれば高さ日本一となる商業ビルを建設中。その高さは横浜ランドマークタワーを抜く高さ300mとなる予定です。これから向かう四天王寺は、天王寺駅より徒歩約15分、谷町筋をたどって行った場所にあります。
その谷町筋です。四天王寺側から天王寺駅方向を見たところ。この辺りは大阪城付近から天王寺を経て住吉神社へと続く上町台地(うえまちだいち)と呼ばれる丘陵地となっているため、起伏の少ない大阪平野の中では珍しく、坂のある街並みとなっています。
そして四天王寺の石鳥居に到着です。寺院なのに鳥居があるのは、神仏混合の名残と言えそうですが、この鳥居は1294年と、四天王寺では珍しい古い時代のもので、重要文化財に指定されています。今日は、道沿いにガイドが多く立ち、パンフレットを配ったりしていました。タイトルは「~笹トンネルから星空へ~七夕のゆうべ in 四天王寺」です。
極楽門(西大門)に到着。この奥からが会場です。
境内は、多くの人で埋め尽くされていました。しかし、寺の境内で七夕祭りとは聖徳太子もびっくりかも知れません。四天王寺は、どの仏教の宗派にも属さない和宗総本山を掲げていますので、意外とOKなのかも知れませんが。
極楽門から伸びる笹トンネルです。星空をイメージした天井に、多くの願い事が吊るされて、幻想的な雰囲気でした。
下から見上げると、こんな感じです。
皆の願いが、叶うといいですね。
中には、こんなお願いも・・・キツイです。
笹トンネルを抜けると、五重塔などの中心伽藍が広がるエリアですが、今日はコンサート会場に。地元で活躍しているアーティストたちによるコンサートです。
月夜の中心伽藍。静かな境内も、今日は違います。
正面の中門がコンサートステージになっていました。
夜の寺でコンサート・・・なかなかの風情です。
一方、伽藍外側は縁日広場に。夜店が境内に出て、遅くまで多くの人で賑わっていました。地域活性化のために始まったという、この七夕祭り。有名な寺の境内を解放し、午後9時まで行なうなど異色の行事ですが、すでにすっかり定着した感もある、そんな賑わいでした。今後も、ぜひ続けていって欲しいと思います。
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