2009年震災の日(東遊園地)
17日のお昼、なぎさ公園でのイベント(前の記事)に続き、夜に神戸市役所のすぐ南、東遊園地で行われた「1.17のつどい」に行ってみました。ろうそくを並べ追悼をしている行事で、毎年開催されています。近付くと、関西電力のビルに、1.17の文字が見えてきます。これも毎年表示されているのですが、今年はすぐ隣で、マンションが建設されており、少々見えにくくなってしまいました・・・
今年も、ろうそくが配られていて、多くの人が訪れていましたが、ろうそくを灯せる竹筒は限りがあり、全員並べるのは難しそうです。ここでもまた無料で炊き出しを行なっていて、ぜんざいやおかゆやコーヒーを配っていました。おかゆは紀州梅が入っていて、コーヒーはスタバのコーヒーと、ここではある程度提携もしているようです。長く祈りを捧げる人や、涙ぐむ人も見られ、傷は未だ癒えてはいないようです。じっとその場を離れない、1人の車椅子のご夫人が印象的でした。
公園の南側には記帳所が設けられ、公園内に設置してある「慰霊と復興のモニュメント」で献花できます。 ここは、地下に震災で亡くなった方全員のお名前が記されており、同じく地下に続く回廊には建設にあたり寄付を寄せた方々の名前が記されています。地上は噴水(滝)のようになっていますが、この滝の真下が地下室にあたっていて、地下室からは、この滝がガラス張りで仰ぎ見ることができるように設計されています。今日は噴水は止められていて、その池の部分は献花で埋め尽くされ、地下室も通常は午後5時までですが、特別に入場可能となっていました。
また、向かいの市役所には24階に展望ロビーがあり、平日・日曜祝日は午後9時まで、土曜日は午後10時まで無料開放されています。夜景観光にはオススメのスポットで、次に、ここに上がってみることにしました。
ろうそくで描かれた「1.17」の文字がはっきりと見えました。
残念ながら、先述の高層マンションのせいで、ここからでは関西電力のビルの「1.17」の「7」の文字の端が切れてしまっています。会場からは、場所によってはOKなものの、それにしてもマンションの建つ位置が何ともな感じですね。関西電力も、電気を付ける部屋を一番左端までずらせて対応しているようですから、これが限界のようです。神戸でも高層マンションの建設ラッシュが続いており、都会の景観は急速に変わろうとしています。時代の流れは止められませんが、この追悼の明かりと共に震災の教訓が後世に残され、次の被害が少しでも軽くなる事を望みたいものです。
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